セブパシフィック航空は2017年7月までに順次、マニラ発着の中東路線を運休すると発表しました。週4便のマニラ/クウェート線は6月13日(火)、週3便のマニラ/ドーハ線は7月1日(土)、週3便のマニラ/リヤド線は7月3日(月)がそれぞれラストフライトとなります。
セブパシフィック航空はこれらの路線の就航は、運賃を下げ、かつ選択肢を増やすことと改めて説明しており、現在は就航する他の航空会社が便数を増やしたことで供給が大幅に増加しており、運賃も低廉化しており、同社が維持するレベルではない状況です。
このため現時点では、リヤド、ドーハ、クウェート線の投入機材を他の路線に振り向けることで、より需要を刺激し、低価格な運賃を提供すると説明しています。同社はこの余剰機材を、現在運航するドバイ、シドニー線などの長距離路線に振り向ける可能性があるとしています。
なお、運休により影響を受ける旅客に対しては、個別に案内を行い、他の航空会社への振り替え、旅程の変更、または全額返金などを提案するとしています。
現在、マニラ/クウェート線はクウェート航空、フィリピン航空、マニラ/ドーハ線はカタール航空、フィリピン航空、マニラ/リヤド線はサウディアとフィリピン航空がそれぞれ就航しています。