ノックエア増資、タイ国際航空は応じず 他の株主が引受で資金問題はなし

ノックエア増資、タイ国際航空は応じず 他の株主が引受で資金問題はなし

タイ国際航空は2017年5月21日(日)、同社取締役会を開催し、格安航空会社(LCC)のノックエアが実施する株主割当増資に応じないことを決定しました。タイ国際航空は4月にノックエアの増資について代理人を派遣し、追加投資が適切を判断する調査を実施し、その結果を受けたものと明らかにしています。

タイ国際航空はノックエアの筆頭株主であるものの、増資引受はせず、その保有割合が減少する可能性があるものの、増資に応じないとしています。同社は、ノックエアについて資金流動性が不足し、運航継続に追加資金が必要としています。

一方でノックエアは5月24日(水)付けで開示情報を公表し、その中でタイ国際航空が増資に応じず、他の株主が増資引受たことから、想定していた資金調達ができたとしています。このため、資金難の問題はないとコメントしています。調達額の詳細は近く、確定と共に公開するとしています。

ノックエアは737-800が20機、ATR-72-500が2機、DHC-8-400(Q400)が8機と30機を保有、運航しています。

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