マレーシア航空のA380、夏に日本線投入を予定 2018年に新会社へ移行

マレーシア航空のA380、夏に日本線投入を予定 2018年に新会社へ移行

ニュース画像 1枚目:マレーシア航空 A380、イメージ
© AIRBUS S.A.S.
マレーシア航空 A380、イメージ

マレーシア航空は2017年5月26日(金)、2017年第1四半期決算発表とあわせ、機材計画を発表しました。同社はA380の退役、配置転換などを明らかにしてきましたが、A380はこれを前に2017年7月から9月までの期間、日本、韓国路線に投入する計画が発表されています。この期間は需要のピークとなることから、これにあわせて、A380を投入し、対応する計画としています。

A380は現在、クアラルンプール発着のロンドン線と巡礼向けのジェッダ、マディーナ線に投入されており、2017年6月に保有する6機目の重整備が完了することにあわせ、日本路線への投入も計画している模様です。なお、OAGスケジュールでは2017年5月29日(月)現在、日本路線のA380投入時期は設定されていません。

マレーシア航空は、2018年第3四半期をめどに新会社を設立し、この新会社がA380を運航する計画で、ハジ、ウムラの巡礼需要に対応する計画です。新会社の需要は東南アジア以外から収益を得ることが期待されており、CEOの選定が進められています。新会社は世界初の高需要路線を展開する航空会社をめざし、高品質サービスを低価格で提供し、世界各地の顧客を魅了するとしています。

A380で運航するロンドン線はA350-900で代替される見通しで、エア・リース・コーポレーションと契約したA350-900は2017年末から受領を開始します。クアラルンプール/ロンドン線への投入は2018年第2四半期を予定しています。

このほか、2019年後半に導入するワイドボディの機種としてA330neoと787-9を候補に、購入、またはリースで機種選定を進めています。また、2019年第4四半期は737 MAXの導入を開始します。現在の計画では、この新機種の導入により、コスト削減につながると見ています。

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