DBJとSMBC、大韓航空向け787-9で融資契約 世界初のAFICを活用

DBJとSMBC、大韓航空向け787-9で融資契約 世界初のAFICを活用

日本政策投資銀行(DBJ)と三井住友銀行(SMBC)は共同で、保険仲介大手でロンドンに本社を置くマーシュが新たに開発した保険を組み込んだAircraft Finance Insurance Consortium(AFIC)の枠組みを活用し、大韓航空向け787-9の融資契約を締結したと発表しました。AFICを活用した航空機ファイナンスは、世界初の取り組みです。

AFICは、世界的に拡大する航空機ファイナンス需要に応えるために開発された新しい金融スキームで、アリアンツ、アクシス・キャピタル、損保ホールディングス傘下の損保インターナショナル(旧エンデュランス)、フィデーリスの保険会社4社で構成、航空会社やリース会社の航空機購入に対する融資の元利金不払いに、保険を付与するものです。AFICの開発は、持続的な航空機ファイナンス市場の整備につながり、航空会社などによる航空機購入の促進が期待されています。

DBJは、航空機ファイナンス市場の創造を支援するねらいで、世界初のAFICによる信用補完を活用した機材購入資金を対象とする融資をSMBCとともに行います。この融資資金は、787-9の購入資金に充当します。DBJは2015年6月、ボーイング・キャピタル・コーポレーションと、航空機製造業と航空機ファイナンス市場の発展に向けて相互協力していく業務協力協定を締結し、今回の取り組み推進してきました。

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