ベルーガXL機首部分、トゥールーズに到着 ステリア・エアロスペースが製造

ベルーガXL機首部分、トゥールーズに到着 ステリア・エアロスペースが製造

ニュース画像 1枚目:BelugaXLの機首部分
© STELIA Aerospace
BelugaXLの機首部分

エアバスの新たな輸送機となるベルーガXLの機首部分がフランス・トゥールーズのエアバスの最終組立ラインに輸送されました。この構造部分は、フランス・メオルトにあるエアバスの子会社ステリア・エアロスペースが担い、現行輸送機のベルーガがアルベール・ピカルディー空港からトゥールーズへ輸送しました。

この機首部分は長さ12メートル、幅6メートル、高さ4メートル、重量は8.2トンで、ステリア・エアロスペースはメオルトをはじめ、サンナゼール、チュニス、トゥールーズ施設のスタッフがエアバスと緊密に協力し、ベルーガXLの重要な部分の輸送を実現しました。

ステリア・エアロスペースがトゥールーズでエンジニアによる設計を手がけ、サンナゼール施設では各種パイプの製造、複雑な部品の製造とパネル部分の成形などを手がけ、チュニス施設では金属部品の製造、メオルト施設は機首部分の最終組立などを担っています。今回はベルーガXLの機首部分の納入は初めてとなりました。

ベルーガXLはA330-200をベースとした貨物輸送機で、現行ベルーガのA330-600をベースとした機材の後継機種です。初号機を含め、計5機が製造され、民間機、軍用機の組立を行うエアバスの工場、協力会社の施設などを巡り、エアバスの航空機製造のロジスティクスを支えます。ベルーガXLの初号機は2019年に就航、2025年末までに予定する5機が導入される予定です。

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