レジャー旅行ビジネスを展開するTUIグループとエティハド・アビエーション・グループは、2016年10月から続けられてきた両グループによる新会社設立に向けた協議について、打ち切りを発表しました。TUIはTUIフライ、エティハドは傘下のニキ航空を協議の中心に据え、それぞれの機材を統合し、ヨーロッパを拠点とするレジャー航空会社の設立をめざしていました。
TUIグループは、ヨーロッパを拠点とするレジャー向けの航空会社設立は、とりわけドイツでは供給量が多く、戦略的な意義があるとしています。一方で、ジョイント・ベンチャーの設立に向けてニキ航空が利用できないとしており、TUIフライはその戦略の位置づけを変更し、運航するとしています。
また、TUIグループはドイツの航空市場で安定的に供給を提供し、その目的でパートナーシップや、ジョイント・ベンチャーの形成について広く検討する方針を示しています。