チャイナエアライン、A340-300を完全退役 残る4発機は747-400

チャイナエアライン、A340-300を完全退役 残る4発機は747-400

ニュース画像 1枚目:チャイナエアラインから完全退役したA340-300
© 中華航空公司
チャイナエアラインから完全退役したA340-300

チャイナエアラインは2017年6月14日(水)、同社保有のA340-300を完全退役しました。定期便は5月31日(水)、香港発台北着のCI916便でラストフライトしており、整備を経て台北からヴィクターヴィルのサザンカリフォルニアロジステクス空港にフェリーしました。最後の機体は、機体記号(レジ)「B-18806」で、この機体は2001年10月に受領、チャイナエアラインで15年超に渡り活躍しました。

このA340はCFMインターナショナルのCFM56エンジンを4基搭載し、「太平洋温室効果ガス測定プロジェクト」へ参画することを示した特別塗装が施されていました。チャイナエアラインは、A340をヒューストン、シアトル線などに加え、ヨーロッパ、北米、オーストラリアなどの長距離路線で運航していました。また、台湾の各種展示を行う文化イベントに関連し、機器の輸送、特殊な温度制御コンテナでの輸送などにも活用されました。

チャイナエアラインはA340の完全退役で、長距離路線の主力機材は777-300ER、A350-900に移行します。また、同社はA330-300や737-800で環境にやさしい機材の導入を進めています。なお、チャイナエアラインの4発機は747-400があり、旅客機は6機、貨物専用機は18機、計24機を保有しています。

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