エアバスは2017年6月20日(火)、ビッグデータの統合と最先端分析における専門会社「パランティア・テクノロジーズ」と提携し、新たな航空データプラットフォーム「スカイワイズ」の立ち上げを発表しました。
スカイワイズは、あらゆる主要な航空産業関連会社が個々の運用能力とビジネス成果を改善し、それぞれのデジタル改革をサポートするために利用する単一の情報プラットフォームを目ざし、既にエアバスの製造で運用能力の改善を実現しています。
具体的には、作業指示書、部品データ、運航機体仕様、フライトスケジュールなど航空業界の多様なデータや、従来エアバスと独立したサーバーで共有していた運航中断履歴、部品交換情報などを合わせて1つのクラウドベースのプラットフォームに取り込み、単一のアクセスポイントから利用可能なデータの全貌を把握、分析し、航空会社が決定を下す手助けを行います。
スカイワイズの利用により、エアバス機のオペレーターは、エアバスのエンジニア 20,000人が蓄積した知識を活用でき、予測予防的な整備による機体の運航信頼性の向上、経年機の運航効率性の向上、フライトオペレーションデータ分析による機体性能の最適化、長期の整備効果の追跡などのサポートを得られます。現在、世界の航空会社の数社がすでにスカイワイズの初期導入社として運用を開始しており、日本からはピーチがすでにこのシステムを使用しています。詳しくは、エアバスのウェブサイトを参照ください。