ボーイング、最新市場予測を発表 2036年までの新造機需要は4万1,030機

ボーイング、最新市場予測を発表 2036年までの新造機需要は4万1,030機

ニュース画像 1枚目:ボーイング、単通路機の需要が一段と加速と見通し
© Boeing
ボーイング、単通路機の需要が一段と加速と見通し

ボーイングは2017年6月20日(火)、「パリ・エアショー2017」にあわせ「2017年最新市場予測」を発表し、今後20年間の新造機需要は機数ベースで前年予測より3.6%増となる4万1,030機、金額ベースでは6兆1,000億ドルになるとの予測を公表しました。

航空機を利用する旅行客が増加するにつれ、特に単通路機市場の需要が高まるとし、特に格安航空会社(LCC)と新興国市場が牽引する単通路機市場が力強く、このセグメントでは、前年比ほぼ5%増となる2万9,530機の新造機需要が見込まれます。2036年までの新造機のサイズ別納入機数によると、全41,030機のうち単通路機が29,530機と、納入機数の約72%を占めています。

また、ワイドボディ機市場では9,130機の新造機需要が生じ、今後10年間の早期に、旧式化した機材の代替需要の大きな波が訪れ、787のような小型ワイドボディ機や、777Xのような中・大型ワイドボディ機へのシフトが進むとし、超大型機の需要は貨物機市場が中心となると予測しています。これに伴い、ボーイングは新造ワイドボディ貨物専用機920機の需要が生じるとみています。

また、新造機の地域別納入機数では、中国を含むアジア市場が引き続きけん引すると予測しており、2036年までの新造機の地域別納入機数は全41,030機のうち、アジアが約39%となる16,050機、続いて北米が8,640機、ヨーロッパが7,530機などと続いています。詳しくは、ボーイングのウェブサイトを参照ください。

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