エアバス・ヘリコプターズ、ドイツ空軍向けH145Mを15機完納

エアバス・ヘリコプターズ、ドイツ空軍向けH145Mを15機完納

ニュース画像 1枚目:ドイツ空軍向けH145M
© AIRBUS S.A.S.
ドイツ空軍向けH145M

エアバス・ヘリコプターズは2017年6月26日(月)、ドナウヴェルト工場でドイツ空軍に15機目のH145Mを納入、契約分を完納しました。ドイツ連邦軍から2013年に発注を受けたもので、2015年の初号機引き渡しからH145Mはラウプハイムに拠点を置き、特殊部隊が運用しています。エアバス・ヘリコプターズは、納期、予算ともに計画されたプログラムの範囲内に収まったと報告しています。

ドイツ空軍向けの仕様は、高速ロープシステム、偵察用の高性能カメラシステム、火災の消火支援用の装備が搭載されているほか、ヘリコプター用の防御システムと電子システムにより高い安全性を確保しています。

エアバス・ヘリコプターズは2015年、2021年まで顧客サポートを提供する包括的な支援サービス契約を締結し、メンテナンスや修理作業の管理と実施、スペアパーツの供給、耐空性の確保で支援を継続します。納入済みのH145Mはこれまでに3,900時間を超える飛行時間を記録しており、同社はサポートが良好な状態で進められ、信頼関係を築けているとコメントしています。

ドイツのエアバス・ヘリコプターズは、今回のライト・ユーティリティ・ヘリコプター(LUH)スペシャル・オペレーション・フォーシズ(SOF)プロジェクトは、ドイツ連邦軍との建設的な協力関係を打ち出すすばらしい事例と自賛し、関係者全てへの感謝の念を示しています。また、この新型ヘリコプターを運用し、ドイツ連邦軍の任務遂行が成功するよう支援するとしています。

H145Mは、2014年に民間向けH145が初飛行した軍用機がたです。H145としては、顧客に引き渡しされた機体を含め、すでに50,000飛行時間を記録しており、軍用のH145Mは輸送、補給、警戒監視、捜索救難、偵察、医療・避難などの活動に従事可能です。

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