広島県、2018年度の国への提案で広島空港のエプロン拡張などを要望

広島県、2018年度の国への提案で広島空港のエプロン拡張などを要望

広島県は、2018年度概算要求に反映させるよう国に対しての提案する方針を示しており、このうち広島空港について、「広島空港の経営改革に係る県の基本方針」を踏まえた要望を行います。

国への提案事項は、(1)平成30年代前半での完了に向け滑走路と誘導路の計画的な更新・修繕の実施、(2)滑走路端安全区域を国内基準に適合させるための具体的な整備案を策定、早急に実施すること、(3)新規路線の就航や増便に対応できるようエプロンを早急に拡張すること、計3点です。

広島空港は2015年度に香港ドラゴン航空(現・キャセイドラゴン)、AIR DO、香港エクスプレス、2016年度にエアソウルが新規就航し、2017年度にはシルクエアの就航が予定されています。また、同空港の経営改革として2021年に民間への運営委託をめざしており、これにあわせたネットワーク拡充の空港機能の拡張で運用時間の延長、エプロン拡張など空港施設の拡張を重点課題として、県の取り組みの方針を示していました。

このうちエプロン拡張は、現在の大型航機用8、小型機用1、小型固定翼・回転翼用3の計12バースを増やすもので、県では拡張用地として西側への拡張を見込んでいます。これにより、東南アジア・東アジアからの新規就航、格安航空会社(LCC)の増便や誘致と国内外の航空ネットワークの拡充に取り組む環境になるとしています。また、国は訪日外国人旅行者数を2020年に4,000万人とする新たな目標値を示し、こうした施策にも資するとしています。

メニューを開く