MAKS国際航空ショー開幕、プーチン大統領がMC-21の説明受ける

MAKS国際航空ショー開幕、プーチン大統領がMC-21の説明受ける

ニュース画像 1枚目:MAKS会場でMC-21の説明を受けるプーチン大統領
© UAC
MAKS会場でMC-21の説明を受けるプーチン大統領

モスクワ・ジュコーフスキー飛行場(ラメンスコエ空港)で「MAKS国際航空ショー」が開幕、2017年7月18日(火)にはプーチン大統領が会場を訪れ、開発中のMC-21プログラムの開発状況について説明を受けました。

説明はイルクートのオレグ・デムチェンコ社長に加え、テストパイロットも参加、進捗状況からその操縦性まで紹介されました。プーチン大統領には、バイカル湖付近で実施されたMC-21-300の最新のテスト飛行の動画が紹介されました。チェースプレーンから撮影された動画は、これが初めての披露となりました。

MC-21-300は2017年5月28日(日)に初飛行し、7月18日(火)までに9回の試験飛行を実施しています。試験中に得られたデータ、各種情報は随時、その内容の精査と対応が進められています。また、機体構造試験の準備も進められており、500基以上のセンサーが装着され、機体に作用する荷重が記録され、飛行中に作用する実際の荷重と設計段階で想定する荷重を比較、機体の性能の確認に活用します。

イルクートは2018年にMC-21-300試験飛行機を3機追加する予定で、これらの機材はイルクーツク工場で製造されています。なお、イルクートはMC-21-300のフライトシミュレータと新しいVIPバージョンをユナイテッド・エアクラフト・コーポレーション(UAC)のスタンドに展示しています。

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