横田基地で2017年7月20日(木)、離陸前のC-5輸送機にブレーキ・システムの不具合が認めらたことから、離陸を延期した件について、防衛省北関東防衛局が東京都と周辺市町連絡協議会に通知しました。このC-5はカリフォルニア州トラビス空軍基地所属機で、7月20日10時30分ごろから11時58分ごろに非常時の報告を受け、救急隊員が安全を期して、現場に向かい乗務員の安全を確保しました。
ブレーキ・システムの不具合を調査したところ、約50ガロンのブレーキ液漏れが見つかり、環境保全チームが対応、液を除去しました。ブレーキ液が漏れた場所は、滑走路西側の誘導路北端で、環境保全チームはこの漏れに伴う環境へ影響がないことも確認しています。当該機は、整備、点検を行うため所定の駐機場に牽引し、整備班が次の飛行に向けて安全を確認しています。
東京都と周辺市町連絡協議会は、これを受けて原因究明と再発防止、航空機の点検整備の強化と安全確保の徹底、関係自治体に速やかに情報提供することを横田基地などに口頭要請しています。