エールフランス航空が運航する羽田発パリ着のAF293便が2017年7月28日(月)、北朝鮮が発射した大陸間弾道ミサイル(ICBM)が奥尻島の北西約150キロメートルの日本の排他的経済水域(EEZ)内の日本海上に落下した付近を飛行していたことが分かりました。アメリカABCニュースが関係者談として伝えました。
ミサイル落下の約10分前に現場付近を通過しており、万一の事態が発生する可能性があったとしています。この付近の日本海は、日本とヨーロッパを結ぶ多くの定期便が利用しており、民間機が行き交う空域に落下するICBMへの対応が懸念されます。
なお、flightradar24によると7月28日のAF293便は777-300ERの機体記号(レジ)「F-GZNC」で運航、23時すぎに羽田空港を出発、パリには4時すぎに到着しています。エールフランスは、こうした事態を受け、北朝鮮付近の空域を飛行しないなど当局と協力していく考えを示しています。