LMとシコルスキー、次期大統領専用ヘリVH-92A仕様機で初飛行

LMとシコルスキー、次期大統領専用ヘリVH-92A仕様機で初飛行

ニュース画像 1枚目:VH-92A、イメージ
© Lockheed Martin
VH-92A、イメージ

ロッキード・マーティン(LM)傘下のシコルスキーは2017年8月3日(木)、次期大統領専用ヘリコプターVH-92Aの初飛行を成功裡に実施したと発表しました。VH-92A仕様の試験機を使用し、7月28日(金)にニューヨーク州オウィーゴに所在するロッキード・マーチンの施設で初飛行しました。これを皮切りに今後、250時間に及ぶ飛行試験プログラムに取り組みます。

初飛行の成功を受け、7月28日中にコネチカット州ストラットフォードのシコルスキーの施設で2回目の飛行を実施しています。計2回の飛行時間はおよそ1時間で、ホバーリング・コントロールチェック、低速飛行、飛行場の通過などを確認しました。

シコルスキーは、VH-92A仕様で構成した試験飛行機での飛行は、機種更新プログラムの重要な節目とコメントし、今後はコンポーネントとサブシステムを個別にテストし、飛行試験プログラムを通じ、航空機システムの認証過程を進めます。試験飛行機は技術開発モデル(Engineering Development Model)として「EDM-1」と「EDM-2」で構成し、今回は「EDM-1」での飛行でした。「EDM-2」は2017年後半に初飛行を予定しています。

VH-92Aは2014年5月の契約で、試験機2機、運用機21機分が締結されており、アメリカの正副大統領の移動に使用されます。この機体は、FAAの型式証明を取得しているS-92A商用ヘリコプターをベースとしており、この機種では100万飛行時間超を記録した安定性、安全性の高い航空機です。

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