ライアンエア、737 MAXにゾディアックのZ110を選定 197席を装着

ライアンエア、737 MAXにゾディアックのZ110を選定 197席を装着

ニュース画像 1枚目:ゾディアック・シートZ110ハイデンシティ・エコノミークラスシート
© Zodiac Seats U.S.
ゾディアック・シートZ110ハイデンシティ・エコノミークラスシート

ゾディアック・シートUSは2017年8月7日(月)、ヨーロッパの格安航空会社(LCC)のライアンエアからゾディアック・シートZ110ハイデンシティ・エコノミークラスシートを受注したと発表しました。ライアンエアも8月2日(水)付で、ゾディアックへの発注を明らかにしています。

このZ110はライアンエアからの要望を受けて製造されたシートで、737 MAXに装着される予定です。ライアンエアの厳しい要求を満たした座席で、重量の減少、快適性を高めるスペースの確保などの工夫が加えられた設計が採用されています。特に、背中部分を1インチ深くし、着座した状態の居住空間を広く確保できる広さを確保し、膝回りが1インチ広くなり、膝回りの空間のゆとりも確保しています。

ライアンエアは、737 MAXにこの新たなスリムラインシートを装着し、スリム化を進めたことで従来の189席から197席と基本設計と比べ8席増やすことができます。座席を増やしながら、シートピッチは31インチを確保しており、ライアンエアではフルサービス航空会社のブリティッシュ・エアウェイズやルフトハンザのシートよりも広い足回りを確保しているとアピールしています。

このシートは、より堅牢性が高められ、メンテナンスしやすいシンプルな構造で、同時に軽量化による燃料効率の向上にもつながるとゾディアックではアピールしています。

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