小野寺防衛相は2017年8月8日(火)、閣議で平成29(2017)年版防衛白書を報告、了承を得ました。防衛省・自衛隊のウェブサイトで、閲覧できます。
29年版白書は、北朝鮮の核・弾道ミサイルや中国の海洋進出など、厳しさを増す安全保障環境について丁寧にまとめ、1年間の主要な出来事、女性隊員の活躍などの政策についてわかりやすく紹介する工夫が加えられています。
冒頭は小野寺防衛相の挨拶となっており、「より一層規律の正しい精強な組織の構築に邁進し、国民の皆様の防衛省・自衛隊への信頼を確固たるものにすべく努めていく」旨が記述されています。小野寺防衛相は、先ごろの「日報問題」を意識した決意としており、防衛監察本部の報告は、2018年度の白書に書き込む考えを示しています。
なお、特集が組まれている女性隊員の紹介では、C-130H輸送機の機長としてイラクへの派遣なども経験し、現在は第1輸送航空隊運用班長としてC-130H輸送機の任務計画を担当する樋口美登里2等空佐が取り上げられています。詳しくは防衛省のウェブサイトを参照ください。