自衛隊の主要航空機の保有数、2017年3月末に1,038機 防衛白書

自衛隊の主要航空機の保有数、2017年3月末に1,038機 防衛白書

ニュース画像 1枚目:空自F-35A「69-8702」
© Beth Steel
空自F-35A「69-8702」

自衛隊の主要航空機保有数が平成29(2017)年版「防衛白書」で発表されています。これによると、2017年3月31日現在、国有財産台帳記載の航空機は陸上自衛隊に389機、海上自衛隊に170機、航空自衛隊に479機、合計1,038機となりました。3自衛隊とも保有機数を減らしており、海自が10機、陸自が5機、空自が3機、それぞれ前年度から減少しています。

航空自衛隊はF-15J/DJ戦闘機は201機、F-2A/Bは92機で過去5年間の保有機数は変更ありません。F-4EJは2016年度の54機から52機に減少していますが、F-4EJ改は48機で変更なく、RF-4E/EJ偵察機も13機で変わりありません。また、2017年度版ではF-35Aが4機、新たに記載されています。輸送機では、C-1が5機減の17機となっていますが、美保基地に2016年度末に配備されたC-2は記載なく、2018年度版での記載になるとみられます。

陸上自衛隊はLR-1が退役したほか、OH-6Dが4機減となっています。また、海自はP-3Cが6機減となり、P-1が2機増、掃海・輸送機ではMH-53Eが退役したほか、MCH-101が2機増となりました。陸・海・空の各自衛隊別、機種別の機数は以下の通りです。

■主要航空機の保有数
航空機目的2017年2016年2015年2014年2013年
保有機数10381056104711151117
■陸上自衛隊389394387446442
LR-1連絡偵察退役1122
LR-2連絡偵察87777
固定翼88899
AH-1S対戦車5960607070
OH-6D観測4448488484
OH-1観測3738383838
UH-1H/J多用途131131131141141
CH-47J/JA輸送5758555856
UH-60JA多用途4039363634
AH-64D戦闘1312111010
回転翼381386379437433
■海上自衛隊170180175169175
P-3C哨戒6268697375
P-1哨戒1199記載なし4
固定翼7377787379
SH-60J哨戒3542424346
SH-60K哨戒5249444239
MH-53E掃海・輸送退役4566
MCH-101掃海・輸送108655
回転翼97103979696
■航空自衛隊479482485500500
F-15J/DJ戦闘201201201201201
F-4EJ戦闘5254556062
F-4EJ改戦闘4848485655
F-2A/B戦闘9292929292
F-35A戦闘4
RF-4E/EJ偵察1313131313
C-1輸送1722242625
C-130H輸送1414151515
KC-767空中給油・輸送44444
KC-130H空中給油機能付加22111
E-2C早期警戒1313131313
E-767早期警戒管制44444
固定翼464467470485485
CH-47J輸送1515151515
回転翼1515151515
※F-4EJ改はF-4EJの内数
※国有財産台帳記載、2017年3月31日現在の数値
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