エアアジアとCAE、訓練センターをCAEに売却 2036年まで契約も延長

エアアジアとCAE、訓練センターをCAEに売却 2036年まで契約も延長

ニュース画像 1枚目:CAEとエアアジアの訓練センター イメージ
© CAE
CAEとエアアジアの訓練センター イメージ

エアアジアと民間・軍用機のモデリングとシミュレータ、訓練ビジネスを手がけるCAEは2017年8月24日(木)、現在は50%ずつのCAEとエアアジアによるジョイント・ベンチャーのアジア・アビエーション・センター・オブ・エクセレンス(AACE)の売買契約を締結しました。CAEは総額1億米ドルで、マレーシアのセパン、シンガポール、フィリピンのマニラに所在するAACEの3カ所、さらにAACEとセブ・パシフィック航空の合弁で設立した研修センターのフィリピン・アカデミー・オブ・アビエーション・トレーニング(PAAT)を取得します。

CAEとエアアジアは2004年以来、緊密なパートナーシップを結び、2011年にはAACEを共同設立しました。今回の新たな契約は両社の関係の自然な進化と両社は説明しており、エアアジアはCAEへ訓練に関するニーズを完全にアウトソーシングし、コアビジネスに集中します。また、CAEは成長の速度が速まるアジア太平洋地域で、その足跡を拡大します。

また、CAEとエアアジアは2036年まで、エアアジアが運航するすべての機種をサポートするため、関連会社を含むすべての訓練要件について既存の契約を延長し、CAEはエアアジア・グループの独占的なトレーニングパートナーとして関係を維持します。

AACEは現在、A320、A330、737NGのパイロット、客室乗務員、メンテナンス技術者、地上サービス要員向けの訓練を提供しています。この一連の契約は、規制当局の承認を経て、最終決定となります。

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