エアバス・ヘリコプターズ、ルーマニア軍向け機材更新でIARと契約拡大

エアバス・ヘリコプターズは2017年8月24日(木)、ルーマニアのIAR BrasovとH215Mヘリコプター(旧AS532エールクーガー)の独占契約を拡大すると発表しました。IARはルーマニア国防省に納入されるH215Mの主契約者となり、機材更新を進めます。エアバス・ヘリコプターズとIARの契約は当初5年間でしたが15年に延長され、ルーマニア軍の機材の近代化に長期的に貢献します。

この発表はフランスのマクロン大統領のブカレスト訪問にあわせ、ルーマニアのイオハニス大統領も出席して明らかにされました。IARは、エアバス・ヘリコプターズとの長期的な信頼関係を踏まえ、この契約が延長されたことを歓迎し、また過去十数年にわたり、360機超のエアバス・ヘリコプターズのヘリコプターを製造し、H215Mの成功にも自信を示しています。

この合意に基づき、IARはルーマニア国防省が発注する予定のH215Mで主要契約者となり、ルーマニア軍に納入されるH215Mの生産、組立、カスタマイズ、サポート、メンテナンスについてエアバス・ヘリコプターズとIARが協力し、輸出を含めた活動に取り組みます。