せとぎり搭載SH-60Jの事故、機器復旧中に機首を下げ墜落の人的要因

せとぎり搭載SH-60Jの事故、機器復旧中に機首を下げ墜落の人的要因

海上幕僚監部は2017年9月7日(木)、護衛艦「せとぎり」に搭載していたSH-60Jの航空事故について、方位を示す機器の不具合と、その復旧作業の途中に機体が不安定になり、姿勢を立て直すため機首を下げ、そのまま墜落したと発表しました。8月26日(土)、青森県龍飛埼の西南西約50ノーティカルマイルの日本海海上でSH-60Jが墜落した後、海自はフライト・データ・レコーダーを回収、航空事故調査委員会で、過去の整備記録、飛行前点検、FDR解析において、機体や装備には異常がないことを確認したと発表しています。

事故の要因は、器材によるものではなく、人的要因であることが判明したため、海自は、再発防止対策を講じ、9月8日(金)以降に飛行の安全に留意し、自粛していたSH-60Jの飛行を再開しています。

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