JAXA、アストロスケールとスペースデブリ除去技術の共同研究契約を締結

JAXA、アストロスケールとスペースデブリ除去技術の共同研究契約を締結

宇宙航空研究開発機(JAXA)は2017年9月12日(月)、アストロスケールと将来のスペースデブリ、いわゆる「宇宙ゴミ」の除去に向けて、共同研究契約を締結しました。

この共同研究は、アストロスケールが2019年前半の打上げを目指して開発を進めている技術実証衛星「ELSA-d」の開発で、JAXAがデブリ除去のため研究を進めているデブリへの接近・捕獲技術の検証の試験技術を提供、協力するほか、軌道上で「ELSA-d」が取得する模擬デブリの画像データ評価を共同で行います。

宇宙空間には、宇宙機の爆発・衝突事故などにより1センチを超えるスペースデブリが75万個以上存在すると言われ、今後も宇宙機の衝突事故などから増加が懸念されており、デブリ対策が急務となっています。JAXAは、持続的な宇宙利用のための環境保全を目指し、今後も大学、民間機関などと協力し、デブリ除去技術の確立に取り組む方針です。

期日: 2017/09/12
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