エア・ベルリン、9月12日はパイロットの「急病」で100便超を欠航

エア・ベルリン、9月12日はパイロットの「急病」で100便超を欠航

エア・ベルリンは2017年9月12日(火)、同社が運航を計画していた750便のうち、100便超を欠航しました。これは同社に所属するパイロット1,500名のうち約200名が病気になり、予定されていた運航便が欠航に追い込まれたものです。乗務員のブリーフィング中、または搭乗便へ向かう時間に多くのパイロットが「病気」になり、失望しているとのコメントを発表しています。

エア・ベルリンは、多くのスタッフは会社の困難な状況下にプロフェッショナルとして対応し、この行動は大きな信頼を得るものと評価する一方、9月12日の一部の対応は、企業の状況を悪化させ、この対応に数百万ユーロの追加費用が必要としています。

なお、同社は可能性のある投資家と最終的な協議を行っており、これらの交渉を順調に進めるには、事業の安定性が不可欠としており、これが多くのスタッフの職を確保する唯一の方法と述べています。また、大量のスタッフによる急病は自己破産の手続きに危機をもたらし、状況が変わらない場合は、事業を中断する事態に至るとも説明しています。

なお、エア・ベルリンは再建にあたり、できるだけ多くの雇用を維持することを交渉で重視する項目としています。投資家の提案は9月15日(金)が締め切り、債権者委員会は9月21日(木)に決定を下す予定です。

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