ボンバルディア、20年間の市場予測 12,550機が納入される見込み

ボンバルディア、20年間の市場予測 12,550機が納入される見込み

ニュース画像 1枚目:ボンバルディアのラインナップ
© Bombardier
ボンバルディアのラインナップ

ボンバルディアは2017年9月13日(水)、60席から150席セグメント市場の20年間予測を新たに発表しました。今回の予測は、2017年から2036年の市場予測で、これによるとマーケット・ペネトレーションと航空会社の収益性向上など、市場がさらに成長、牽引する材料があり、堅調に推移するとの予測です。

ボンバルディアの市場予測は、市場の総合的なダイナミクスを示すだけでなく、航空会社が資産の評価方法をどのように変化しているかにも注目しています。新たな傾向として、航空会社は路線や機材の最適化戦略の主な評価方法を、「コスト」から「収益」に移行しつつあると指摘し、収益を最大化する適切な大きさの航空機に投資する傾向があるともコメントしています。

市場予測全体では今後20年間、2017年のカタログ価格に基づくと8,200億米ドル相当、12,550機が納入される見込みで、このうち100席から150席セグメントは売上の70%の6,800機、5,800億米ドル相当です。60席から100席セグメントは5,750機、2400億米ドルが納入される見込みです。

ボンバルディアは今後、航空会社はより小型の機体に関心を寄せるとみており、大型機と違い、座席当たりのコストを削減しても必ずしも航空会社の収益が向上しないと指摘しています。また、割引をしても大きすぎる機材は満席にならず、オーバーブッキングは旅客を怒らせるため、利益貢献度の基準は、路線全体から旅客ひとり当たりに移行するとし、市場の需要に基づいた適切なサイズの航空機に投資が進むと分析しています。

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