ユナイテッド航空は、同社保有の747を2017年内に退役させる予定ですが、そのラストフライトを発表しました。国際線は、ソウル・仁川発サンフランシスコ線で10月29日(日)のUA892便として最終運航し、アメリカ国内線でサンフランシスコ/ホノルル線UA747便として11月7日にラストフライトを運航します。
ユナイテッド航空は、1970年代に初めて747を運航した機材「フレンドシップ」にちなみ、1970年代の機内食を再現、機内に乗務するスタッフはレトロユニフォームを着用するなど、「空の女王」として親しまれた747での空の旅を楽しむことができます。
UA747便はサンフランシスコ国際空港のゲートでラストフライトの記念式典を開催し、同空港を11時に出発、ホノルルには14時45分に到着します。ホノルル到着時には、同空港のスタッフが747を出迎えます。この便は、ハッシュタグ「#UA747Farewell」を使い、ソーシャルメディアで情報発信します。
■ユナイテッド航空と747歴史 1966年4月13日:ボーイングが、490人乗り747の製造 を発表。6月にエバレットで組み立て開始 1967年1月3日:747プログラムの最初の製造スタッフ がエバレットに到着 1968年9月30日:初の747、747-100「シティ・オブ・ エバレット(N7470)」がワシントン工場でロール アウト 1969年2月9日:747-100「N7470」が初飛行 1970年1月21日:747が初の商業飛行。パン・アメリカ ン・ワールド・エアウェイズのニューヨーク発 ロンドン着の便 1970年6月26日:コンチネンタル航空、747をアメリカ 国内線に投入する初の航空会社となる。シカゴ発 ロサンゼルス経由、ホノルル行きで飛行 1970年6月26日:ユナイテッド航空、初の747-100を 受領 1970年7月23日:ユナイテッド航空、サンフランシスコ 発ホノルル着で初の747の商用飛行 1977年1月:スペースシャトル輸送機として使用する 747-100改修機がNASAに納入(N905NA) 1985年4月22日:ユナイテッド航空、パンナムの太平洋 路線と747SP11機を取得する計画を発表 1988年1月29日〜30日:ユナイテッド航空の747SP 「フレンドシップ・ワン」が、世界一周を36時間 54分15秒で達成の世界最高速度を記録 1989年6月:ユナイテッド航空、初の747-400 「N171UA」を受領 1996年9月:ユナイテッド航空で運航された747SP、 NASAのSOFIAとして空飛ぶ天文台として引き渡し