KLMオランダ航空が運航していたKL0868便が2017年9月23日10時40分ごろに関西国際空港を離陸した777-200、機体記号(レジ)「PH-BQC」から機体パネルの一部が脱落し、大阪市北区西天満付近の国道1号線を走行中の乗用車にぶつかる事案が発生しました。
「PH-BQC」は大阪湾から新大阪駅上空を通過し、北上していたもので、パネルが落下したとみられる時点は高度12,000フィートから15,000フィートと上昇中でした。この事案で乗用車の一部が破損、けが人は発生しませんでしたが、国土交通省は事故に繋がりかねないとして重大インシデントに認定し、運輸安全委員会が航空事故調査官を派遣し、調査にあたります。
報道によるとパネルは胴体部分右側の主翼付け根付近にある複合素材で、縦およそ60センチ、横およそ1メートル、重さはおよそ4.3キロでした。なお、「PH-BQC」は2003年11月に受領した機材です。