ロッキード・マーティン、F-35開発計画の現状を発表

ロッキード・マーティン、F-35開発計画の現状を発表

ロッキード・マーティンは2012年2月23日に、F-35開発計画が順調に推移していると発表しました。

計画では2012年中に、1001回のテスト飛行と7873テストポイントを達成することが求められていますが、2月20日の時点で114回のテスト飛行と、773テストポイントを獲得しています。

1月1日以降3機のF-35を納入し、以下の成果を残しています。

■2012年の主な成果
1月9日:F-35A AF-4が高度43,000フィートに到達
1月11日:海兵隊向けのSTO/VL型であるF-35Bの最初の量産型BF-6とBF-8を、フロリダ州エグリン空軍基地へ空輸
1月17日:F-35A AF-3による低分散開口システム(DAS)のアプローチを完成
1月18日:F-35計画初の夜間飛行を実施
1月19日:F-35B BF-7をエグリン空軍基地へ空輸。これによりエグリン空軍基地はF-35最大の基地となる。
1月20日:レオン・パネッタ国防長官がF-35Bの経過観察措置を取り消し、開発スケジュールを回復
1月25日:AA-1を含むすべてのF-35 SDD(System Development and Demonstration)機の総飛行時間が2,500時間を突破
2月16日:カリフォルニア州エドワーズ空軍基地で、F-35A AF-1が初の外部兵装テスト飛行を実施
2月20日現在:F-35Aは46回、F-35Bは45回、F-35Cは23回のテスト飛行を実施

以上のようにロッキード・マーティンは順調さをアピールしています。その一方、国防予算削減により生産計画の先送りが決まり、生産数の削減やコストの増大が心配されています。

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