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展示施設「MRJミュージアム」
三菱重工業と三菱航空機は2017年11月30日(木)、名古屋小牧空港に隣接する名古屋航空宇宙システム製作所小牧南工場内のMRJ最終組立工場に展示施設「MRJミュージアム(MRJ MUSEUM)」をオープンします。国産初のジェット旅客機「MRJ」の最先端技術を体感できる施設で、見学の申し込みは完全事前予約制、受付は10月末に開始する予定です。
MRJミュージアムは、既存施設に隣接して新設されたMRJ最終組立工場の5階フロア約1,150平方メートルに展示室が設けられ、来館者は2階でMRJの製造作業を見学できます。5階の展示室には、MRJの胴体やエンジンなどの実物大の模型が設置され、MRJのスケールをリアルに実感できます。
技術開発に関する展示は、実物大のフライトデッキ、客室空間、さらに操縦性や快適性にこだわった設計、MRJの随所に組み入れられた日本的デザインなどを体感できます。また、最先端の映像で航空機の基本原理や数値流体力学(CFD)解析による空力設計、燃費性能が優れたギアード・ターボ・ファン(GTF)エンジンなど、MRJに採用された先端技術が紹介されます。
愛知県は、「あいち航空ミュージアム」を同日に開業する予定で、MRJミュージアムはこの博物館と連携し、岐阜県など中部地域で形成する「アジアNo.1航空宇宙産業クラスター形成特区」の中核施設として地域発展、航空機産業振興、教育・人材育成などに貢献する方針です。
