オンタリオ州、三菱重工カナダ法人の新規設備投資を支援 4億円超を助成

オンタリオ州、三菱重工カナダ法人の新規設備投資を支援 4億円超を助成

ニュース画像 1枚目:ミシサガ工場での式典
© カナダ・オンタリオ州政府
ミシサガ工場での式典

カナダ・オンタリオ州政府は2017年10月5日(木)、三菱重工業のカナダ法人、MHIカナダ・エアロスペース(MHICA)に490万カナダドル、日本円にして約4億4,000万円を助成すると発表しました。トロント・ピアソン国際空港近くにミシサガ工場施設を対象とした助成です。

MHICAは、航空機の主要機体部品を製造、組み立てを手がけており、航空機の完全な翼の組み立て、翼や胴体にシステムコントロールとフライトコントロールのシステム取り付けなどを手がけており、翼を胴体に取り付けることができるオンタリオ州で唯一の一次サプライヤーの航空機部品メーカーです。

これにより、三菱重工はボンバルディア・グローバル5000と6000シリーズ、ビジネスジェット製造業務をMHICAに移行し、同社が単独でボンバルディア・グローバル向けの製造をサポートできるようになります。このミシサガ工場で製造される翼と胴体は、ボンバルディアのチャレンジャー350など、ビジネスジェット機にも使われています。

今回の投資は、最先端の設備設置、既存の機器のグレードアップや従業員の訓練などで3,622万カナダドル(約33億6,000万円)に、オンタリオ州からの490万カナダドル(約4億4,000万円)を加えた1,112万カナダドル(約38億円)となります。

この投資プロジェクトは2021年秋の完成を目指し、工場施設のグレードアップと新たな雇用創出が期待されています。

期日: 2017/10/05
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