フィンエアー、NORRAの全株式を暫定的に保有へ 新株主への移管まで

フィンエアー、NORRAの全株式を暫定的に保有へ 新株主への移管まで

フィンエアーは2017年10月11日(水)、スタッフポイント・ホールディング(StaffPoint)とキルコ(Kilco)が保有するノルディック・リージョナル・エアラインズ(NORRA)の株式60%を暫定的に取得する方針です。フィンエアーはNORRAの株式40%を保有しており、一時的に完全子会社となります。この株式移管に伴うNORRAの事業、人員への影響はありません。

NORRAは現在、フィンエアーの国内線とヨーロッパ路線を保有する計24機のATR、エンブラエル機で運航しています。今回のフィンエアーへの株式の一時的な移管は、スタッフポイントの大株主が変更することに伴い、NORRAの株式保有から撤退することが決まったものです。このため、フィンエアーが一時的に株式を取得し、NORRAの新たな大株主を探します。

NORRAは、フライビーとフィンエアーが共同で事業を開始したフライビー・フィンランドを母体とし、2015年5月にノルディック・リージョナル・エアラインズとして再始動していました。また、スタッフポイントなど新たな株主の下で、トラフィック契約を締結するパートナーシップ・モデルで再建しています。このため、フィンエアーは一時的にNORRAを完全子会社としますが、同社のビジネス発展に向け、新たなパートナーを見つけるとコメントしています。なお、この株式取引は、フィンランド競争・消費者当局の承認を必要としています。

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