エアバス、Cシリーズで提携 現在の体制維持とモービルに新ライン増設

エアバス、Cシリーズで提携 現在の体制維持とモービルに新ライン増設

ニュース画像 1枚目:Cシリーズ、CS300
© Airbus / Bombardier
Cシリーズ、CS300

エアバスとボンバルディアは2017年10月16日(月)、Cシリーズ・プログラムでパートナー契約を締結したと発表しました。この合意はCシリーズ・プログラムがCシリーズ有限責任組合(CSALP)にすべての資産、負債を移行し、ボンバルディアが50.5%、ケベック州政府は49.5%を出資する構成となっていますが、今回の契約でエアバスが50.01%の持分を取得し、ボンバルディアが31%、ケベック州投資公社が19%の保有構成に変更となります。

株式構成に加え、今回の合意でエアバスの調達、販売、マーケティング、顧客サポートの各種専門知識をCSALPに提供し、Cシリーズを製造、販売を支援します。CSALPの本社、主要な組立ラインと関連機能はケベック州に留まります。一方、新たにモービルダウンタウン空港のエアバス工場に隣接し、Cシリーズの最終組立ラインを増設します。

単通路機市場は、世界の航空機需要の70%を占める成長源で、100席から150席のCシリーズは、150席から240席席に焦点をあてたエアバスが展開する既存の単通路機のポートフォリオと相互補完関係にあります。このため、エアバスはCシリーズを全面的に支援し、同社のサプライチェーンの知識を投入し、大幅なコスト削減をはかります。

なお、今回の契約締結にはボンバルディア全株式のうち議決権50%超の株主からの同意を必要としています。詳しくは、エアバス、またはボンバルディアのウェブサイトを参照ください。

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