日本政府観光局(JNTO)は2017年10月18日(水)、2017年9月の訪日外客数の推計値が前年同月比18.9%増の228万人で、9月として過去最高となったほか、9月までの累計は2,119万6,000人で、過去最速で2,000万人を超えたと発表しました。
訪日旅行者の約45%を占める東アジア市場においては、昨年9月にあった旧盆休暇の「秋夕」や「中秋節」などの祝日が10月に動いたことにより旅行の機会が減少したものの、航空路線の拡充や訪日クルーズの増加、秋季の需要獲得に向けて各市場で実施した訪日旅行プロモーションも訪日意欲の喚起に貢献し、訪日外客数全体の伸びを牽引したとしています。
市場別では、重点20市場全てにおいて9月として過去最高を記録しており、特に、好調が続く韓国は格安航空会社(LCC)を中心とした航空路線の拡充などを背景に、9月までの累計が前年比で40.3%増の521万8,000人と、過去最高の2016年の年計である509万人をすでに超えています。また、東南アジアではベトナムが前年同月比31.9%増の25,400人と、関西発着のハノイ、ダナン線にLCCが新規就航したことなども追い風に、増加しています。
JNTOは今後も市場動向を綿密に分析しながら、訪日旅行プロモーションを進めていくとしています。詳しくは、JNTOのウェブサイトを参照ください。