ロシアのイルクートは2017年10月17日(火)、MC-21-300をイルクーツク・アビエーション・プラントからモスクワのジュコーフスキー飛行場(ラメンスコエ空港)へ試験飛行しました。試験飛行は航続距離がおよそ4,500キロメートル、飛行時間は約6時間、高度は10,000メートルでした。標準モードでフライトし、各種システムは正常に動作しており、イルクートは開発プログラムが順調に進捗しているとアピールしています。
ユナイテッド・エアクラフト(UAC)とイルクートのYuri Slyusar社長は、MC-21プログラムの新たなマイルストーンを達成し、引き続き飛行、地上試験を継続し、型式証明の取得と本格的な生産開始に向け、UACの関連企業やパートナーのロステックなどと協力するとコメントしています。
MC-21-300のジュコーフスキーへの移動で、今後はヤコブレフ設計局を拠点に飛行、地上試験のデータ収集を継続し、その試験データを受けた修正と成熟性を高めます。この試験飛行機の移動を前に、MC-21向けの格納庫がジュコーフスキー飛行場に建設されています。