エアバス、10月19日にA330neo初飛行へ 日本時間17時ごろ

エアバス、10月19日にA330neo初飛行へ 日本時間17時ごろ

ニュース画像 1枚目:A330neo
© AIRBUS S.A.S.
A330neo

エアバスは2017年10月19日(木)、トゥールーズ現地10時、日本時間で17時ごろ、A330neoの初飛行を予定しています。A330neoは、A350 XWBの新型エンジン、主翼、各種システム、新客室ブランドの「Airspace」など幅広く新たな技術を投入し、現行のA330の運航効率を大幅に向上し、乗客向けには飛行中の快適性を高め、環境に配慮した新機種です。

エアバスの本社工場が所在するトゥールーズ・ブラニャック空港から離陸する予定で、A330-900とA330-800の2機種あるA330neoのうち、機体記号(レジ)「F-WTTN」のA330-900で初飛行します。

A330neoはA330の成熟性を踏まえながら、エンジンはA350に搭載するトレントXWBの技術を取り入れたロールスロイスの新たなトレント7000ターボファンエンジンを採用し、新しい複合シャークレットを搭載した空力特性の主翼が採用され、現行のA330と比べるとA330neoは燃費25%の向上が期待されています。エアバス製の航空機に特徴的な共通性も保たれ、A330neo、A350 XWB、A330は同一ライセンスで操縦が可能です。

A330-900とA330-800のA330neoは、型式証明の取得に向け、およそ1,400飛行時間の試験飛行を計画しており、操縦特性、システムの動作、エンジン性能、客室の機能性、運航路線の適合性を検証します。計画ではA330-900は型式証明の取得後に、ローンチカスタマーとなるTAPポルトガル航空で2018年半ばに定期便へ投入される予定です。

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