スターフライヤー、2018冬から台北3路線に就航 経営基盤安定で再参入

スターフライヤー、2018冬から台北3路線に就航 経営基盤安定で再参入

スターフライヤーは2017年10月31日(火)、取締役会で2018/19冬スケジュールから国際定期路線へ再参入を決議しました。国内の人口減が進む一方、訪日外国人が増加し、航空輸送需要は国内から国際へ年々変化していることを受け、中長期的な視点から国内定期路線の大幅な収益増加は望めないことを受け、今後の成長が見込める国際線へ参入し、活路を見出すことで持続的成長を実現する方針です。

スターフライヤーでは、北九州、福岡、名古屋(セントレア)発着の台北・桃園線を1日1往復2便、3路線6便で運航を開始する予定です。いずれも関係当局への申請、認可を前提としています。

今期は国際定期路線の再参入に向けた準備期間と位置付け、国際チャーター便として既存の北九州発着のソウル・仁川、務安、台北線に加え、新たに北九州/マカオ線を2017年12月と2018年2月、名古屋(セントレア)/台北線を2017年12月に運航します。また、人財育成、システム開発などの投資を本格化します。同社は2012年7月から2014年3月まで北九州/釜山線を就航しましたが、路線拡大を急いだ時期にあたり、経営基盤が揺らいだとして反省しているものの、現在は安定的な収益の確保ができているとし、当時との状況の違いも説明しています。

なお、国際線の参入を前に2018年6月には追加機材を導入して11機体制となるほか、運航乗務員や客室乗務員などの採用を実施する方針です。

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