成田空港、2018年3月期の中間決算は増収増益 純利益は民営化以降最高

成田空港、2018年3月期の中間決算は増収増益 純利益は民営化以降最高

成田国際空港(NAA)は2018年3月期中間連結決算を発表、営業収益は前年同期比4.2%増の1,131億円、営業利益は6.1%増の250億円、経常利益は9.5%増の232億円、中間純利益は64.4%増の239億円と増収増益でした。特別利益に厚生年金基金の代行返上益を計上したことなどにより、中間純利益は民営化以降最高を更新、中間連結決算の増収増益は、2016年3月期以来、2期ぶりとなります。

航空機発着回数、航空旅客数、国際線外国人旅客数、国内線旅客数は開港以来最高値を記録しており、発着回数は増加したものの、機材の小型化に伴う重量減少などにより空港使用料収入は減少した一方、旅客施設使用料収入は国際線旅客数の増加などにより増収でした。また、物販・飲食収入、構内営業料収入では、前年下期に開業した店舗の通期化などにより増収となっています。

2017年度後半も、アジア方面を中心とした新規就航や増便などにより、発着回数は前期を上回り、旅客数でもアジア方面を中心とした旺盛な訪日需要による国際線外国人旅客の堅調な増加や国内線旅客の増加で、前期を上回る見通しです。通期の連結業績予想は、営業収益が2,271億円、営業利益が408億円、経常利益が373億円、純利益が319億円で、増収増益を見込んでいます。

メニューを開く