シンガポール航空、A380の新キャビンを公開 よりプレミアムなフライトを

シンガポール航空、A380の新キャビンを公開 よりプレミアムなフライトを

ニュース画像 1枚目:シンガポール航空 スイート
© Singapore Airlines
シンガポール航空 スイート

シンガポール航空は2017年11月2日(木)、シンガポールでA380の新キャビンを公開しました。4年の歳月をかけた開発を終え、12月から導入される新キャビンは「Space made personal, experience the difference」というテーマのもと、すべての搭乗クラスで、より広くプライバシーが確保された空間を提供します。

新キャビンは、2階にスイート6席、ビジネス78席、1階にプレミアムエコノミー44席、エコノミー343席を配置した計471席の仕様となりました。19機保有するA380のうち5機は12月から導入され、残り14機も今後改修が行われ、その投資額は約8億5,000万米ドルです。

スライドドアで区切られたスイートには、独立型のベッド、電動でリクライニングできる革シート、2人1組で旅行する場合には2室を一緒にしてダブルベッドとして利用できるほか、ベッドを使用しない際は収容し、より広いスペースを楽しむことができます。32インチのフルHDモニター、クローゼット、ハンドバッグ収納、アメニティボックス、特別にデザインされたカーペットや優しい照明、フランスの高級ブランド「ラリック」の刺しゅうを施した寝具やアメニティキット、スタイリッシュなトイレにもラリックの香りはシトラスのフェイシャルミスト、ウェッジウッドの食器やラリックのガラス製品などで提供される新鮮な食事など、高級感と親密さを提供します。

ビジネスクラスは日本のジャムコが製造し、幅25インチ、78インチの長さのフルフラットベッドとなるシートで、サンデッキ型のリクライニングポジションにも変更でき、18インチのタッチスクリーンモニターで映画などを楽しむことができます。「1-2-1」の配列ですべての席から通路へダイレクトアクセスを提供し、中央の横並び2席の中央にある仕切りは完全に下げることができ、ダブルベッドのように利用できます。このほか、USBポート、シート電源、明るさが調節できる読書灯、ムード照明、より大きなダイニングテーブル、収納スペース、トイレにはペンハリガンのアメニティキット、食事にはナルミの陶磁器などを使用します。

プレミアムエコノミーは幅19.5インチ、シートピッチ38インチ、リクライン8インチ、13.3インチのフルHDモニタ-にノイズキャンセリングのヘッドフォン、フットレストにシート電源、USBポート2基、読書灯、カクテルテーブル、広い収納スペースが設けられています。また、新キャビンのローンチを記念し、アメニティキットが用意されています。

より現代的なデザインカバーを導入したエコノミーは、足元にさらなるゆとりと背部サポート、6方向に調節可能なヘッドレスト、11.1インチのタッチスクリーンモニター、背面スクリーンの下に設置された読書灯、ちょっとしたものをしまえる収納スペース、コートフック、シート電源、フットレストが設備されています。一部の対象路線では、歯磨きセットと靴下の入ったアメニティキットが提供されます。

機内では世界ではじめてA380にインマルサットのGXシステムを導入し、高速の機内Wi-Fiを利用できるほか、ディズニーが提供する子ども用のアメニティもすべての搭乗クラスで提供されます。詳しくは、シンガポール航空のウェブサイトを参照ください。

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