ワールド・エアウェイズ、投資会社が再起発表 アメリカ初の長距離LCCに

ワールド・エアウェイズ、投資会社が再起発表 アメリカ初の長距離LCCに

ニュース画像 1枚目:ワールド・エアウェイズ
© World Airways
ワールド・エアウェイズ

アメリカの投資会社777パートナーズは2017年11月8日(水)、ワールド・エアウェイズの知的財産権を取得し、同社のブランド、運航再開の計画を発表しました。再開にあたり、運営体系を格安航空会社(LCC)とし、長距離路線を展開、機材は最新鋭の787ドリームライナーを使用する計画の概要を明らかにしています。各種、承認に必要な初期の資金は777パートナーズが拠出し、すでにボーイングと最大10機の787を発注する検討に入っています。

ワールド・エアウェイズの創業者、エド・ヴァイゲル氏は1947年に創業した歴史ある航空会社で、一時期は独立したチャーター便運航会社として世界最大の規模を誇り、多くのアメリカ軍関係、その他顧客に貢献してきたとコメントを寄せ、同社の伝統を紹介しました。

LCCで運航する路線は、アメリカ発着のアジア、南米路線を視野に入れ、乗り入れる地域でそれぞれLCCや短距離路線の航空会社と協力する予定です。拠点はマイアミ国際空港に置き、ハブ空港はマイアミとロサンゼルスの2拠点を展開します。新たなブランドのデザインなどは、あらためて発表される予定です。

ワールド・エアウェイズは2014年3月、当時親会社のグローバル・アビエーション・ホールディングスが2013年11月にチャプター11を申請、それに伴い新たな投資先を探していたものの資金調達にめどが立たないとして運航停止を決定しました。当時の保有機材は、747-400が1機、MD-11が2機、計3機で運航していました。

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