ボーイング、次期大統領専用機VC-25の契約を発注・納入リストに掲載

ボーイング、次期大統領専用機VC-25の契約を発注・納入リストに掲載

ニュース画像 1枚目:現在のVC-25A
© U.S. Air National Guard photo by Tech. Sgt. Matt Hecht
現在のVC-25A

ボーイングは2017年11月7日(火)付けの発注・納入リストで、アメリカ空軍の大統領専用機更新プログラムで747-8を2機、掲載しました。11月7日までにアメリカ空軍と正式契約が交わされたとみられます。

2015年1月にアメリカ空軍が次期大統領専用機として747-8を選定し、ボーイングと技術・製造開発(EMD)契約の交渉を進め、購入契約、設計と機体改修、テスト契約などリスク低減活動に関連する契約を締結してきました。この間、アメリカ大統領がオバマ前大統領からトランプ大統領に代わり、ボーイングには価格低減のプレッシャーが伝えられていましたが、契約に向けて着々と進捗してきました。

次期大統領専用機VC-25には、すでに製造済みの747-8インターコンチネンタルが割り当てられる見込みで、トランスアエロ航空向けに製造された747-8I、製造・ラインナンバー(msn / line)「42416 / 1519」と「42417 / 1523」が当てられるとみられます。ボーイングはこの機体を「N894BA」、「N895BA」として登録し、現在はヴィクターヴィルで保管されています。

747-8による大統領専用機プログラムは、2019年に機体改造を開始し、2024年に初期運用能力を獲得する予定です。

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