防衛省、海自TC-90練習機のフィリピン移転 無償譲渡のLOAを署名

防衛省、海自TC-90練習機のフィリピン移転 無償譲渡のLOAを署名

防衛省は2017年11月13日(月)、海上自衛隊のTC-90練習機移転を有償貸付から無償譲渡に変更する方針の決定を受け、2016年10月に日本とフィリピンの防衛当局間で取り交わした取決め(LOA)の内容を変更し、防衛装備庁長官とフィリピン国防次官との間で変更後のLOAに署名したと発表しました。

練習機TC-90のフィリピンへの移転に関するLOAの位置づけは、日比防衛装備品・技術移転協定に基づき、両国の行政当局間でTC-90の移転に関連する細目取極を締結し、移転する防衛装備品の使用目的などを記載します。詳細な移転の条件は、細目取極に基づき、防衛当局間で取り交わす取決めに記載されます。

LOAには、TC-90本体の移転条件や整備器材、地上支援器材、補用品の売却条件、パイロット教育の内容、維持整備支援の内容などが記載されています。今回の変更は、有償貸付から無償譲渡への変更、移転した機体をフィリピン側が使用すべき期間を明示したほか、移転した機体の使用を終了する際は、日本と協議すべき旨を明示し、移行規定を設定しました。

期日: 2017/11/13
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