海上保安庁は2017年11月14日(火)、羽田航空基地所属のMA725、DHC-8-300(Q300)で実施した西之島の火山活動観測の状況を発表しました。当日は13時25分から約20分にわたり観測が実施され、噴火活動は確認できなかったものの、砕丘中央の火口内壁から白色噴気が数メートルの高さに上がる動きと島の周囲に変色水が確認されています。
西之島では4月20日(木)に新たな噴火が確認され、8月2日(水)に火砕丘中央の噴火口からの噴火が確認されて以来、噴火活動は確認されていません。火山噴火予知連絡会の10月3日(火)に開催された会合では、西之島は1年半の休止期間を経て4月に噴火した経緯を踏まえると、噴火活動が再開する可能性が考えられると評価しています。
海上保安庁は、今後も注意深く監視を継続するとともに、引き続き航行警報で付近の航行船舶に注意を呼びかけています。