日本航空(JAL)は2017年12月18日(月)から、国連が定める「持続可能な開発目標(SDGs)」の普及、啓発をめざし、「CONTRAIL」の特別塗装を施した777-200に「SDGs」のロゴマークを描きます。羽田発上海着のJL85便から順次、運航を開始する予定で、対象機は機体記号(レジ)「JA705J」「JA707J」です。
航空機による大気観測「CONTRAIL」プロジェクトは、2017年度環境省の地球温暖化防止活動環境大臣表彰で「国際貢献部門」を受賞しました。JALはこれを受け、「SDGs」の13番目の目標として、地球規模で拡大する気候変動とその影響に立ち向かう目標・枠組みの「CLIMATE ACTION」のステッカーを機体に貼り付け、「気候変動への具体的な対策」として取り組む「CONTRAIL」プロジェクトとあわせて紹介します。
「CONTRAIL」プロジェクトは、国立環境研究所、気象庁気象研究所、ジャムコ、JAL財団、JALが参画する共同研究プロジェクトで、世界初の試みとして1993年に観測を開始して以来、地球温暖化の原因のひとつとされる二酸化炭素の濃度観測や上空大気の採取を、世界の空で継続的に取り組んでいます。特別塗装機はシンガポール、バンコク、香港、ホノルル線を中心に運航される予定です。