中国軍Su-30戦闘機、12月18日に日本海進出を初確認 H-6やTu-154も

中国軍Su-30戦闘機、12月18日に日本海進出を初確認 H-6やTu-154も

ニュース画像 1枚目:Su-30戦闘機
© 統合幕僚監部
Su-30戦闘機

統合幕僚監部は2017年12月18日(月)、中国軍機6機が日本海と宮古海峡を飛行したと発表しました。確認された機種は、H-6爆撃機2機、Su-30戦闘機2機、Tu-154情報収集機1機、Y-8電子戦機1機の計6機です。

確認された航空機の航路は、H-6、Su-30、Tu-154の3機種が東シナ海から済州島南方を通過、対馬と九州の間を通過して、日本海へ進出しています。このうち、H-6とTu-154は壱岐の北方面まで飛行し、同様の航路で東シナ海へ戻りました。中国軍の戦闘機による日本海への進出ははじめて確認されました。

また、Y-8電子戦機は別行動で、バシー海峡方面の太平洋から宮古海峡を通過し、東シナ海を通過して上海方面へ向かいました。公表された航空機の飛行に伴い、航空自衛隊が戦闘機をスクランブル発進させて対応にあたりました。また、この飛行に伴う領空侵犯は確認されていません。

公開された画像によると、H-6は「20113」、Su-30は不鮮明で機番は確認できず、Tu-154は「B-4029」、Y-8は「30519」でした。H-6「20113」は、2017年8月に中国軍機が紀伊半島沖まで進出する飛行がはじめて確認された際、Tu-154「B-4029」は、2015年11月に11機が東シナ海や宮古海峡、尖閣付近の飛行時、Y-8「30519」は、2017年7月に宮古海峡を抜けて先島諸島の周辺を飛行した際、それぞれ確認されています。詳しくは、統合幕僚監部のウェブサイトを確認してください。

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