就役50年、原子力空母USSエンタープライズが最後の航海へ出港

就役50年、原子力空母USSエンタープライズが最後の航海へ出港

アメリカ海軍は2012年3月11日、原子力空母USSエンタープライズ(CVN-65)が22回目にして最後の航海へ、ノーフォーク軍港を出港したと発表しました。第5艦隊と第6艦隊の任務海域である大西洋、地中海、アラビア海方面を航海し、帰港したのちに退役する予定です。

原子力空母USSエンタープライズ

USSエンタープライズは、1961年に就役した世界初の原子力空母で、アメリカ海軍艦艇では現役最古の軍艦です。1963年には原子力巡洋艦USSロングビーチ(CGN-9)と原子力フリゲートUSSベインブリッジ(DLGN-25)の3隻で艦隊を組み、燃料無補給世界一周航海を65日間で実施し、原子力艦艇の実力を世界に見せつけました。

今回の航海には第1空母航空団(CVW-1)の第11戦闘攻撃飛行隊(VFA-11)レッドリッパーズ、第211戦闘攻撃飛行隊(VFA-211)ファイティング・チェックメイツ、第136戦闘攻撃飛行隊(VFA-136)ナイトホークス、第251海兵戦闘攻撃飛行隊(VMFA-251)サンダーボルツ、第137電子攻撃飛行隊(VAQ-137)ロックス、第123早期警戒飛行隊(VAW-123)スクリュートップス、第11対潜ヘリコプター隊(HS-11)ドラゴン・スレイヤーズが搭載されています。

USSエンタープライズの退役により、アメリカ海軍の航空母艦はニミッツ級10隻となります。

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