陸上自衛隊は静岡県の東富士演習場で毎年開催している「富士総合火力演習」の開催日を2018年8月26日(日)、10時から12時に実施すると発表しました。例年6月1日に発表していましたが、2018年は6月中旬の発表となりました。
これにあわせ、見学を希望する方の応募を6月16日(土)から開始、7月16日(月)24時に締切ります。インターネットで応募可能で、陸自ホームページの「富士総合火力演習」のページから住所、氏名、駐車場の希望などを明記する必要があります。
「富士総合火力演習」は「そうかえん」として知られている陸自最大の公開演習で、戦車やヘリコプター、火砲などによる実弾射撃を間近に見る事ができます。この数年は航空自衛隊、海上自衛隊との連携が重視された島嶼防衛を主眼とした訓練展示で、陸海空の自衛隊による統合訓練、演習の体裁となっています。また、戦車や大砲、ミサイルの実弾射撃はほかでは見られない人気の高いイベントです。
また、総火演は事前に本番と同様の訓練が実施されているほか、当日はインターネットでライブ映像も配信されており、現場、映像での見学が選択できます。
■参考:2017年の富士総合火力演習 8:00〜9:30 ビデオ放映・音楽演奏 10:00〜11:10 前段演習・陸自主要装備品の紹介 11:10〜11:30 ビデオ放映 11:30〜12:10 後段演習・島嶼部への攻撃対応 12:30〜14:00 ビデオ放映・音楽演奏 13:00〜14:00 装備品展示 (観覧席前広場)<前段演習プログラム:主要装備品の紹介> 8:00〜9:30ごろ 陸上自衛隊広報ビデオの放映 音楽演奏(士官候補生、ゴジラ組曲など) 10:00〜11:10 前段演習 主なヘリ火力 ・AH-1S対戦車へリコプター ・AH-64D戦闘ヘリコプター 空挺降下 ・自由降下 ・自動索降下 <後段演習プログラム、島嶼部に対する攻撃への対応> 島嶼部に機動展開した部隊による戦闘 ・情報収集活動 ・敵艦艇・舟艇への攻撃 ・敵上陸部隊に対する攻撃 先遣部隊の機動展開 ・空中機動による機動展開 統合輸送による機動運用部隊の機動展開 ・LCAC、輸送艦などによる上陸 島嶼部に機動展開した部隊による奪還 ・偵察部隊による射撃による偵察 ・攻撃準備・障害処理支援射撃 ・地雷原処理車による障害処理 ・高射部隊による対空掩護 ・普通科部隊・戦車部隊による攻撃 ・戦果拡張 ●主な装備品 F-2戦闘機 地上レーダ装置1号 P-23 中距離多目的誘導弾 OH-6観測ヘリコプター UH-1多用途ヘリコプター AH-64D戦闘 CH-47輸送 UH-60多用途ヘリコプター 高機動車 偵察用オートバイ 87式偵察警戒車 99式自走155mmりゅう弾砲 203mm自走りゅう弾砲 155mmりゅう弾砲 FH70 81mm迫撃砲 L16 120mm迫撃砲 RT 87式対戦車誘導弾 87式自走高射機関砲 89式装甲戦闘車 96式装輪装甲車 74式戦車 90式戦車 10式戦車