セブパシフィック、ATR-72-500旅客機2機を貨物専用機に改修

セブパシフィック、ATR-72-500旅客機2機を貨物専用機に改修

セブパシフィック航空は2018年7月2日(月)、ATR-72-500旅客機の貨物機改修について、スイスのIPRコンバージョンズと契約したと発表しました。2機を貨物専用機に変更し、増加するフリピン国内での速達荷物の需要に対応します。とくに、フィリピン国内で成長するeコマースの需要に対応し、その輸送ニーズに対応する方針です。

IPRコンバージョンズはATRの旅客から貨物機への改修で実績があり、すでにヨーロッパ航空安全庁(EASA)の追加型式証明(STC)の認可を得ています。契約した改修は大型貨物ドアの装着、標準コンテナ、パレット搭載への対応で、7トンの航空輸送に対応します。改修する2機は、フランス・ディナールのサベナ・テクニックで実施されます。

セブパシフィック航空による貨物専用機はこれが初めてとなります。とくにフィリピンでは90空港のうちジェット機が離着陸できるのは3分の1のみのため、ターボプロップのATRは広い地域の貨物需要に対応できるとしています。貨物機へ改修された1機目は、2018年第4四半期に受領する予定で、セブパシフィック航空の完全子会社のセブゴーが運航します。

メニューを開く