2017 オフ会 in 能登! 開催レポート

FlyTeam・レイルラボ共同企画 2017 オフ会 in 能登! 開催レポート

「FlyTeam・レイルラボ共同企画」2017 オフ会 in 能登!開催

日本航空学園 格納庫見学 と のと鉄道 貸切「のと里山里海号」

2017年9月に実施した「オフ会 in 能登」の開催レポートです。 今後、のと鉄道の利用や能登空港へ訪れる際の参考になれば幸いです。 (2017/10/5)

開催概要

「FlyTeam・レイルラボ共同企画」2017 オフ会 in 能登
  開催地:のと鉄道 七尾線日本航空学園 能登キャンパス
  実施日:2017/09/17

1.のと鉄道 七尾線

「FlyTeam・レイルラボ共同企画」として初開催、FlyTeamでは初めて国内遠征として企画したものの、今回は天候にやきもきしました。台風18号がちょうど北陸地方を直撃する予想の中での開催となりました。結果的には、予定していたFlyTeam・レイルラボ共同企画は予定通りに全て開催、ただし小松基地での「航空祭」は中止が発表されました。

今回の企画は、これまでFlyTeamのオフ会は海外の航空祭にあわせて開催していましたが、国内での開催のご要望も多く、レイルラボの立ち上げにあわせ一緒に開催し、鉄道と飛行機を楽しむ人たちの交流に繋がるのではと意図した企画でした。9月17日(日)、早朝の七尾駅にはスタッフ、メンバーさん、合計15名が集まり、天候が危惧されるものの、楽しいひと時の期待の中で、集まったみなさんで挨拶しました。

七尾駅
七尾駅
のと鉄道
のと鉄道
七尾駅改札、JRとのと鉄道
七尾駅改札、JRとのと鉄道
七尾駅に停車するのと里山里海号
七尾駅に停車するのと里山里海号

七尾駅9時7分発の貸切列車「のと里山里海1号」に全員が乗り込み、穴水駅10時1分着まで、大きな窓から沿線の眺めをゆっくり楽しむおよそ1時間の鉄路へ思いを馳せます。NT300形NT301」号車両の青とあわせ、車内は里海車両の青のシートで、内部のいたるところに輪島や沿線の伝統工芸が随所に散りばめられ、田鶴浜建具と輪島塗がコラボレーションしたパーティション、輪島の「白米の千枚田」や穴水町の「ボラ待ちやぐら」、トイレの手洗い鉢などで匠の技をみながら、鉄道旅の気分を高めてくれます。

のと里山里海号
のと里山里海号
穴水駅
穴水駅

今回は、車両貸し切りで車内ではアテンダントの方による観光案内と、車内販売は通常の「のと里山里海」の運行と変わりなく、楽しむことができました。参加した15名で、1車両を使い、思い思いにボックスシート、見どころでは大きな窓のあるロングシートに着席し、あるいは車両の最後部からレールを眺めたりとそれぞれの楽しみ方で「乗り鉄」を満喫しました。

車内で飲食も楽しめる
車内で飲食も楽しめる
目線の至るところに伝統工芸品
目線の至るところに伝統工芸品

七尾駅を出発してから田園風景を楽しみながら、能登中島駅で鉄道郵便車「オユ10形」2565を見学、あわせて駅に設けられ、地場産品などを購入できる「駅マルシェ」を楽しむ時間が設けられています。全国各地を車内で配達先の仕分けをしながら巡った当時の名残を見学できます。全国でもオユ10形は2両のみ保存されている貴重な車両で、およそ10分の停車時間中に車内をくまなくみて回ります。

鉄道郵便車「オユ10形」
鉄道郵便車「オユ10形」
運航時の面影を残す車内
運航時の面影を残す車内

さらに、穴水駅へ進む途中には、昔ながらの佇まいを残す深浦漁港、春の満開時には車内からも車外からの撮影ポイントとして「能登さくら駅」の愛称で親しまれる能登鹿島駅、4本の丸太を四角錐に組んでその上に人が座る伝統漁業の「ボラ待ちやぐら」などでアテンダントの方の分かりやすい説明を聴きながら、車内では「あれだっ!」や「へえ〜」などと感嘆したり、それぞれの切り口から楽しみを見いだし、さまざまな会話が弾みました。「ようこそ のとへ」のトンネルを抜けると、いよいよ穴水駅に到着です。

昔ながらの佇まいを残す深浦漁港
昔ながらの佇まいを残す深浦漁港
ボラ待ちやぐら
ボラ待ちやぐら

穴水駅に到着後は能登空港へ移動しましたが、戻ってきた際には留置中の「のと恋路号」を見学しました。NT800形2両のパノラマ気動車を見学、駅に入ってきたラッピング列車を楽しみました。七尾駅への帰路は、「マジンガーZ」「デビルマン」「キューティーハニー」と今回の参加者の年代にぴったりのキャラクターが描かれた「永井豪キャラクター」ラッピング列車「NT211」号とのと里山里海号を連結、珍しい3両編成で運行され、私たち一行は貸し切りの里山車両のオレンジのシートから再び景色を満喫しながら七尾駅に戻りました。

のと里山里海号の車内
のと里山里海号の車内
のと恋路号
のと恋路号
のと里山里海号ヘッドマーク
のと里山里海号ヘッドマーク
のと鉄道の帽子
のと鉄道の帽子

2.日本航空学園 能登キャンパス

穴水駅到着後、日本航空学園までバスでおよそ20分、移動しました。2003年7月に開業した能登空港は、丘の上に設けられた空港らしく、駅から飛行場まで大自然の中を抜けて行く道のりで、能登空港に到着すると急に辺りがひらけてきます。日本航空学園の能登キャンパスは空港に隣接して設けられています。

日本航空学園までバスで移動
日本航空学園までバスで移動
日本航空学園ロゴ
日本航空学園ロゴ

空港隣接地に日本航空高等学校石川、日本航空大学校があり、高校、大学を通じて、パイロット、整備、客室乗務員、さらにアビオニクスと航空に関する様々な職種を早い段階から学ぶことができるいわば航空の総合学校です。このため、能登キャンパスではYS-11をはじめ、TH-55MH2000など貴重な機体が保管されており、今回はそれらを間近に触れる機会を得ました。

陸自TH-55
陸自TH-55
JAXAでも使用されていたMH2000
JAXAでも使用されていたMH2000

機体見学の前に、羽田/能登線のNH748便がちょうど離陸することから、これを見学しました。ANAの離陸前には、日本航空高等学校石川の部活動でモーターグライダーシャイベSF-25、「JA2435」の離陸を見学しました。見学した場所は、エプロンと同レベルの場所で、通常は入ることのできないグランドレベルからその様子を眺め、高校生でパイロットの免許を取得して部活で定期便と同じ滑走路から離陸する日本では珍しい環境に、訪れた一同は一様に羨ましさと一緒に訪れた子供たちに「パイロットになれば〜♪」と声をかけてしまうほどでした。

離陸するNH748便
離陸するNH748便
シャイベSF-25
シャイベSF-25

その後、YS-11の機内を見学。能登キャンパスのYS-11は「JA8777」「JA8781」「JA8805」の3機で、今回は「JA8777」を見せていただきました。機体は整備や乗務員向けの実習で現在も使用されており、外部から機内まで、綺麗に保管されている状態が実感できるものでした。整備を担当されている大野さんによると、YS-11の部品は現在では手に入りにくく、動態保存の状態で維持するのは難しいとの説明を受け、そんな中でも実習を継続するご苦労が多いだろうと想像する中、「生きた」機体は非常に貴重なものと感じることができる嬉しい体験もできました。見学の途中、機体に電源を入れていただき、コクピットの計器に光が灯ると各地で様々な機体を見てきたスタッフも一様に、「おー!」と歓声を上げるほど。YS-11の見学の最後には、内蔵式のタラップを格納する様子をみて、さらに大きな感嘆の声が上がりました。

日本エアシステムで活躍したJA8781
日本エアシステムで活躍したJA8781
説明を受けたJA8777
説明を受けたJA8777
機内で説明を受ける様子
機内で説明を受ける様子
電源が入ったコクピット
電源が入ったコクピット
今にも飛び立ちそうな状態の機内
今にも飛び立ちそうな状態の機内
タラップを格納
タラップを格納

格納庫でT-3「01-5530」のコクピットに着席するなどの体験と、パイロットや整備士など航空産業の人材不足が予測されている中、就職率100%という同校の生徒の皆さんの進路などカリキュラムをお聞きした後は食堂へ移動し、寮生活をされている学生のみなさんと同じ昼食をいただきました。訪問した当日のメニューは親子丼、キュウリとカニカマの酢の物、お味噌汁、デザートにはガトーショコラでした。美味しかったと同時に、すれ違う学生のみなさんの気持ち良い挨拶から、近い将来の航空産業を支える人たちに明るい未来を感じる時間でもありました。

当日頂いた昼食
当日頂いた昼食
T-3 01-5530
T-3 01-5530
メニューが掲示、LINEでも配信
メニューが掲示、LINEでも配信
参加メンバーで記念撮影
参加メンバーで記念撮影

3. 17 航空祭 in KOMATSU

「小松航空祭」は第6航空団、飛行教導群による編隊飛行など、空自主力のF-15を満喫する展示飛行が期待され、北陸地方では最大規模の航空祭として例年、人気の航空祭の1つです。前日の9月17日宿泊のホテルは、三連休の2日目とあって、小松市、金沢市ともホテルは高額でした。このため、オンライン・トラベル・エージェントのサイトに加え、最近流行りの民泊を含め検討、金沢駅近くのホテルを選びました。

2017年は第6航空団、飛行教導群のF-15の機動飛行などのプログラムが発表されていましたが、台風18号の影響で中止となりました。プログラムの発表と合わせ、台風18号の進路に当たることが予想されたことから、9月15日(金)には「9月17日(日)7時」に開催可否を発表することが告知され、予定通りホームページで情報が更新されました。結果的に台風は9月17日(日)から9月18日(月)の夜中にスピードをあげ、9月18日午前中は天候も回復して、飛行機撮影を楽しめる状態でした。

小松基地によると、中止判断は展示が実施できないこと、「来場される皆様の安心安全を守るためのさまざまな準備が困難」と説明しており、大型台風の進路にあたったためやむない対応だったと思えます。また、航空祭前日の特別見学会、航空祭前夜祭も中止されており、こうした催しを含めた含めた判断とみられます。

小松空港の展望デッキを訪れ、撮影を楽しんだスタッフもいます。定期便に加え、航空祭に参加する予定とみられるF-4EJ「ファントムII」やF-2が飛行したほか、晴天の時間もあり、撮影を満喫できる環境で6時間ほど楽しみました。

小松空港の展望デッキへ
小松空港の展望デッキへ
離陸するファントムII
離陸するファントムII

今回、企画したのと鉄道、日本航空学園の見学は予定通り開催でき、参加していただいた皆様も楽しんでいただけたかと思います。一方、日本での航空祭は台風での中止となる場合もあることを体験、そうした場合でも臨機応変に楽しみ方を見つける豊富な選択肢を提供できるよう、FlyTeam、レイルラボともより多くの航空・鉄道ファンに楽しんでいただける情報収集に精を出そうと改めて感じた2日間でした。

以下の案内は、募集時の内容です。
現在は、募集しておりません。

FlyTeam オフ会 in 能登 参加者募集!

いつもFlyTeamをご利用いただきまして、ありがとうございます。

2017年9月17日(日)に、【FlyTeam・レイルラボ】オフ会 in 能登!日本航空学園 格納庫見学 と のと鉄道 貸切「のと里山里海号」と題し、オフ会イベントを開催します。

今回は新たにスタートした鉄道サイト「レイルラボ」との合同企画としてのオフラインでのイベントを開催します。今回の企画は、FlyTeam、レイルラボに関わるスタッフ旅行も兼ねて企画しました。

鉄道専門サイト:レイルラボ https://raillab.jp/

運営スタッフとの交流もできる機会でもあります。お一人での参加もご安心ください!ぜひ、お気軽にお申込みください。

9/18(月)に開催される「小松基地航空祭2017」に合わせて石川・小松へお越しになる方もぜひご参加ください。

開催日時・集合場所

2017/09/17(日)午前8:30集合 (時間厳守)
のと鉄道 七尾線 七尾駅構内出入口付近(石川県七尾市御祓町イ−28−2)
※スタッフにPeaTiXにて発行されたチケットメールをご提示ください

イベント内容

貸切列車「のと里山里海1号」(予定)
七尾駅[9:07発] -> 穴水駅[10:01着]

穴水駅到着後、日本航空学園へバスで移動(約20分)

日本航空学園 能登キャンパス:格納庫見学&学食でのランチ:約2時間30分

日本航空学園 格納庫見学終了後、穴水駅へバスで移動(約20分)

貸切列車「のと里山里海4号」(予定)
穴水駅[14:30発] -> 七尾駅[15:17着]

運営スタッフにより撮影会の様子を写真撮影して、オフ会レポートとして公開する場合がございます。予めご了承ください。

貸切列車について

のと鉄道NT300形のと里山里海号 1号・4号 (各1両貸切)

当日の運行状況によって、他の車両になる場合がございます。

往路では途中、能登中島駅にて10分程停車し、鉄道郵便車オユ10をご見学いただけます。(車内も見学可能です)

穴水駅構内撮影・車両(車内)撮影 (かつて使用していたNT100形気動車、NT800形気動車が留置されています)

日本航空学園 能登キャンパス 格納庫見学&学食 について

格納庫見学(日本航空学園・保存機の説明&撮影など:1時間程度)

昼食(30〜40分ほど)
*日本航空学園内の学生食堂を利用します。(メニューは学生と同じ内容で1種類のみで選べません。)

格納庫見学(日本航空学園・実習機材など30〜40分程度)

募集人数・料金

22名:4,980円(大人・子供共通)

イベント代金に含まれるもの

七尾~穴水間の貸切列車

穴水~日本航空学園間の移動費

日本航空学園内学食でのランチ代

手配旅行会社(貸切列車・送迎)
のと鉄道旅行センター
連絡先:notoryo@po.incl.ne.jp 担当:東井

申込方法

Peatix(ピーティックス)にて、チケットを事前購入してください。当日参加は受付けておりません。

ご参加には、FlyTeamまたはレイルラボのメンバー登録が必要です。(無料)
レイルラボの会員登録は現在ベータ版のために一般に公開されていません。メンバー登録は、招待制になっております。ご希望の方は、へご連絡をお願いします。こちらからメンバー登録のご招待メールをお送りいたします。

お申込みに際しての注意事項(申込前に必ず、ご一読ください。)

この企画はイベントであり企画旅行ではありません。

申込後のキャンセルは、原則受け付けておりません。予めご了承ください。

イベント中の集合時間の遅刻については、一切お待ちできません。時間厳守でお願いいたします。遅刻した場合には、運営者では一切の責任を負いません。

万が一参加できなくなった場合は必ずご連絡をお願いいたします。

小学生以下の参加は、18才以上の大人の同伴が必要です。

大人1名につき幼児1名無料。(ただし、大人のお膝でお願いします。)

未成年の方は、保護者の同意を得て、イベントへの参加同意書を事前にPDFで送付していただくようにお願いいたします。同意書がない場合、イベントへの参加をお断りする場合がございます。

当日の天候などの状況により、列車・バス等の運行停止・車両変更、航空学園内にて予定している見学等実施できない場合もございますのであらかじめご了承ください。その場合、返金はございません。

イベントに関するご連絡は、すべてお申込のメールアドレスならびにPeaTiX社(チケットサービス)からのお知らせメールにて行います。メールアドレスが携帯電話の場合、迷惑メール防止の為に受信設定をしているとチケットメールやお知らせを受け取ることができません。 受信設定をしている場合は、「@peatix.com」「@flyteam.jp」からのメールが受け取れるよう設定の上、支払い手続きを行ってください。

車いす、ベビーカーのご利用に関しましては乗り物の乗り継ぎ、移動等が多数あり安全を確保できる保証がないためお断りをさせていただく可能性がございます。ご利用の場合は、お申し込みの前に必ずお問い合わせいただきますように、お願いいたします。

不明な点がございましたら、までご遠慮なくご連絡ください。

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