ボーイングKC-46 ペガサス 航空機ガイド
ボーイングが製造したKC-46 ペガサスに関する航空機(飛行機)ガイドです。 航空ファンなら気になるKC-46 ペガサスに関する製造航空機(52機)、ニュース記事(39本)、飛行機写真(航空フォト:215枚)を提供しています。
ボーイングKC-46 ペガサスについて
KC-46Aは、ボーイング767-200型機をベースに開発された空中給油機です。空中給油システムを搭載する前の機種名は「767-2C」で、この機種で飛行性能等が開発時に確認されました。767-2Cとして2014年12月28日に初飛行、767-2Cから空中給油システムを搭載したKC-46Aは2015年9月25日に初飛行しました。
機体は767-200の中でも、767-200LRF(Long Range Freighter:長距離貨物機)をベースに、767-300Fの主翼・ギア・カーゴドア・強化床を採用、767-400ERのデジタルフライトデッキを採用。空中給油は、回転翼から固定翼の幅広い機種に対応できるようフライングブームとプローブ・アンド・ドローグ(ホース・アンド・ドローグ)と2つの方式を備え、フライバイワイヤ給油に対応しています。飛行時は機動性や高度など環境に応じた飛行ができるようにマニュアル・フライトが可能です。
航空自衛隊は空中給油機でKC-767を保有していますが、KC-46は燃料搭載量で約1.4倍、航続性能は約1.3倍に機能向上しています。強化床が採用されたメインデッキは、KC-767は人と貨物の混載はできませんが、KC-46Aは混載可能で輸送能力も高まります。
その他、民間機と異なる装備として赤外線誘導ミサイルに対応する指向性赤外線妨害装置(DIRCM)としてAN/AAQ-24ネメシス、警報受信機(RWR)のALR-69Aレーダー、コクピット防弾板などにより生存性を高める機能が搭載されています。
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ボーイングKC-46 ペガサス 記事
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