搭乗レビュー
帰国路4便目-13年ぶりの再会を果たすべく情熱の国スペインへ
- 口コミ投稿者
- MaplecroftInnkeeperさん
搭乗写真
総評
ダブリンから先は別チケットなので、ここで入国して荷物もいったん受け取り、ターミナルを移動して、再びチェックインからやり直しです。せっかくルフトハンザのおばさんがパチパチやってくれたけど、通関しなきゃいけないからということでスルーで荷物を預けることもできませんでした。やれやれ…。
ダブリン空港は2つのターミナルにラウンジがそれぞれ1か所ずつあって、どちらも€20で一般にも開放されている、有難いところです。今回は事前にウェブで、「ジーニー・ラウンジ」というパッケージを€19.95で購入しておきました。それだと、ラウンジの利用と、セキュリティの優先レーン利用がセットになっていて、ややお得です。ラウンジなんて敷居の高い場所、生まれてこのかた一度も足を踏み入れたことがないので、ちょっと緊張しておずおずと入っていきましたが、人も少なく静かでごく平和な感じですね。タダで飲み食いできるって聞いてたけど…(キョロキョロ)へえー、大しておいしいものはなさそう(ドウシヨウカナ)…、でもせっかくだから一応話のタネに、緊張をほぐす意味も込めて、色々パクパクと口に運んでみました。やっぱりおいしいもんじゃないですね(笑)。でも一応これを昼食ということに。T2のラウンジにはシャワーもあるので、せっかくだから...。気分をすっきりさせて次の便に搭乗しました。
エアーリンガスなんて、名前もきいたことありませんでしたけど、1936年創設の歴史ある立派なアイルランドのフラッグキャリアです。ただ日本には就航していないので、日本人にはあまりなじみがないかもしれませんね。アイルランドは1801年から1922年までイギリスに併合されていたので、独立後、国のエアライン設立に至るまで、法整備や管理機関の組織化など、大変なことがいっぱいあったんだろうと思います。だからきっと国の誇りなんでしょうね。アイルランドの色がグリーンということで、CAさんの服装も思いっきりグリーン一色なんですけど、ちょっと田舎くさいというかダサい感じ(笑)。ロゴは三つ葉のクローバーですが、これはカソリックの国アイルランドの守護聖人とされる聖パトリックが、その昔土地の人々にキリスト教の三位一体を教えるのに、あたりに生えていたクローバーの葉を使って説明したという伝説から来たものです。なんだかアイルランドの素朴さが感じられますね。
アイルランドにはもう一つ、ライアンエアーとかいうLCCがあって(安いだけで評判は悪いですね)、かなりの勢いで台頭してきてて、これまで3度もエアーリンガス買収を企てていますけますけど、いずれも阻止されています。エアーリンガスは、ライアンエアーとの苦しい競争を強いられていて、かなり経営危機の苦境に立たされていた時期があり、サービスもLCC並にレベルダウンしていますが、経営立て直しを狙って2009年にドイツ人の社長を迎え、今後はまたサービス重視型にしていく方針のようです。ガンバレー。
さて、本日4便目の飛行機であと一頑張りだと思いながら搭乗ゲートに向かうと、そこにいたのは何とおびただしい子供の軍団!スタジアムのようにギャーギャーと騒がしく、寝不足の頭がクラクラ。しかし、搭乗後に頭をクラクラさせられたのはその小学生の軍団ではなく、自分のすぐ前の3列くらいを占領した高校生の軍団でした。飛行中おとなしくシートベルトを締めて座ってることがほとんどなく、通路を挟んで横を向いて座って騒ぐ子、席の上に頭を出して後ろを向いて騒ぐ子、前方コックピットのすぐ後ろの1個しかないトイレ(しかも使用中サイン点灯中)に3人連れでゾロゾロと歩いていき、ギャレー作業の邪魔になる場所にたむろする女の子、向こうの窓側から反対の窓側に座ってる女の子にものを投げる男の子等々。ギャーギャー騒ぐ、けらけらと笑うの連続で、最終アプローチでどんどん高度を下げる頃になると、みんなで歌を歌いだすわ、着陸したら大拍手はするわ…。この年の子たちって、箸が転んでも笑う年代なんですよね、きっと。
それ以外にも、けっこう機内はめちゃくちゃでした。CAさんが真面目に注意してるにもかかわらず、タキシング中に席を移動する人、離着陸時にも荷物をしまわない人、電源を切れと言われカバンにしまうまでCAさんが立って見届けてるにもかかわらず、タキシング中にアイフォンを再び取り出して指で操作するおじさん(CAさんが見てるのに電源を切った様子はなく、そのおじさんは飛行中、ベルトサイン点灯中もまったくシートベルトをしていなかった)、後ろの方まで見渡す限り、立ち歩いたり立ち話をする人でごった返している状態の通路、、数え上げればきりがないくらいで、CAさんがかわいそうでした。こんなにひどいのはいまだかつて見たことがありません。やっぱりこんな田舎の飛行機だと客種も悪いってことなんでしょうか。
そんな状態の中で、途中機内販売がやってきたので、クラクラしながらも頑張ってメニューを見ながら、赤ワインとサンドイッチを買ってみました。CAさんたちは、何度もギャレーに走って足りないものを取りに行ったりしながら、一生懸命頑張っていました。高校生たちも、色んなお菓子を買ってバクバクやっていました。
搭乗前に騒いでても機内後方に落ち着いたらおとなしくなった小学生たちはアイルランド人で、飛行中最後までずっと騒ぎ続けた高校生たちはスペイン人。国民性の違いでしょうか。でもスペインって、20代の若者の失業率はなんと50%を超えてるんですよね。そんな希望のない子たちでも、楽しくてしょうがないんですねえ。でもそんな子たちも礼儀だけはあるみたいで、降機時に立ち止って自分の前の列の女の子を先に出してあげたら、ちゃんと「Thank you」と言って出ていきました。
この飛行機、マドリッドに行く便にもかかわらず、スペイン語のアナウンスは一切ありませんでした。本当に要らないのか、航空会社がそういう投資をあえてしないのか、わかりませんけど、少なくともあの高校生たちは、英語で十分通じるみたいでした。
さて、1便目に乗ってバーリントンを出発したのが午前11時半で、マドリッドにたどり着いたのが翌日の午後8時。5時間の時差を引いても、ここまでで28時間の旅です。さすがにクタクタ。アイルランドはシェンゲン協定外なので、ダブリンからマドリッドに到着したら、また入国審査があります。思わず足早になり、はやる心を抑えながらパスポートチェックを受け、荷物を受け取り、税関を通って、ドキドキしながら到着ロビーに出て行きました。子供たちを迎えに出る親でしょうか、出迎えの人でごった返していて、またクラクラ…。その人ごみを通り抜けてキョロキョロしていると、あっ、いました!ぜんぜん変わってない…。13年前にシドニーで出会ったあの人、人ごみに交じって立っていて、こちらに気づいた様子でにこやかに手を振っていました。
ダブリン空港は2つのターミナルにラウンジがそれぞれ1か所ずつあって、どちらも€20で一般にも開放されている、有難いところです。今回は事前にウェブで、「ジーニー・ラウンジ」というパッケージを€19.95で購入しておきました。それだと、ラウンジの利用と、セキュリティの優先レーン利用がセットになっていて、ややお得です。ラウンジなんて敷居の高い場所、生まれてこのかた一度も足を踏み入れたことがないので、ちょっと緊張しておずおずと入っていきましたが、人も少なく静かでごく平和な感じですね。タダで飲み食いできるって聞いてたけど…(キョロキョロ)へえー、大しておいしいものはなさそう(ドウシヨウカナ)…、でもせっかくだから一応話のタネに、緊張をほぐす意味も込めて、色々パクパクと口に運んでみました。やっぱりおいしいもんじゃないですね(笑)。でも一応これを昼食ということに。T2のラウンジにはシャワーもあるので、せっかくだから...。気分をすっきりさせて次の便に搭乗しました。
エアーリンガスなんて、名前もきいたことありませんでしたけど、1936年創設の歴史ある立派なアイルランドのフラッグキャリアです。ただ日本には就航していないので、日本人にはあまりなじみがないかもしれませんね。アイルランドは1801年から1922年までイギリスに併合されていたので、独立後、国のエアライン設立に至るまで、法整備や管理機関の組織化など、大変なことがいっぱいあったんだろうと思います。だからきっと国の誇りなんでしょうね。アイルランドの色がグリーンということで、CAさんの服装も思いっきりグリーン一色なんですけど、ちょっと田舎くさいというかダサい感じ(笑)。ロゴは三つ葉のクローバーですが、これはカソリックの国アイルランドの守護聖人とされる聖パトリックが、その昔土地の人々にキリスト教の三位一体を教えるのに、あたりに生えていたクローバーの葉を使って説明したという伝説から来たものです。なんだかアイルランドの素朴さが感じられますね。
アイルランドにはもう一つ、ライアンエアーとかいうLCCがあって(安いだけで評判は悪いですね)、かなりの勢いで台頭してきてて、これまで3度もエアーリンガス買収を企てていますけますけど、いずれも阻止されています。エアーリンガスは、ライアンエアーとの苦しい競争を強いられていて、かなり経営危機の苦境に立たされていた時期があり、サービスもLCC並にレベルダウンしていますが、経営立て直しを狙って2009年にドイツ人の社長を迎え、今後はまたサービス重視型にしていく方針のようです。ガンバレー。
さて、本日4便目の飛行機であと一頑張りだと思いながら搭乗ゲートに向かうと、そこにいたのは何とおびただしい子供の軍団!スタジアムのようにギャーギャーと騒がしく、寝不足の頭がクラクラ。しかし、搭乗後に頭をクラクラさせられたのはその小学生の軍団ではなく、自分のすぐ前の3列くらいを占領した高校生の軍団でした。飛行中おとなしくシートベルトを締めて座ってることがほとんどなく、通路を挟んで横を向いて座って騒ぐ子、席の上に頭を出して後ろを向いて騒ぐ子、前方コックピットのすぐ後ろの1個しかないトイレ(しかも使用中サイン点灯中)に3人連れでゾロゾロと歩いていき、ギャレー作業の邪魔になる場所にたむろする女の子、向こうの窓側から反対の窓側に座ってる女の子にものを投げる男の子等々。ギャーギャー騒ぐ、けらけらと笑うの連続で、最終アプローチでどんどん高度を下げる頃になると、みんなで歌を歌いだすわ、着陸したら大拍手はするわ…。この年の子たちって、箸が転んでも笑う年代なんですよね、きっと。
それ以外にも、けっこう機内はめちゃくちゃでした。CAさんが真面目に注意してるにもかかわらず、タキシング中に席を移動する人、離着陸時にも荷物をしまわない人、電源を切れと言われカバンにしまうまでCAさんが立って見届けてるにもかかわらず、タキシング中にアイフォンを再び取り出して指で操作するおじさん(CAさんが見てるのに電源を切った様子はなく、そのおじさんは飛行中、ベルトサイン点灯中もまったくシートベルトをしていなかった)、後ろの方まで見渡す限り、立ち歩いたり立ち話をする人でごった返している状態の通路、、数え上げればきりがないくらいで、CAさんがかわいそうでした。こんなにひどいのはいまだかつて見たことがありません。やっぱりこんな田舎の飛行機だと客種も悪いってことなんでしょうか。
そんな状態の中で、途中機内販売がやってきたので、クラクラしながらも頑張ってメニューを見ながら、赤ワインとサンドイッチを買ってみました。CAさんたちは、何度もギャレーに走って足りないものを取りに行ったりしながら、一生懸命頑張っていました。高校生たちも、色んなお菓子を買ってバクバクやっていました。
搭乗前に騒いでても機内後方に落ち着いたらおとなしくなった小学生たちはアイルランド人で、飛行中最後までずっと騒ぎ続けた高校生たちはスペイン人。国民性の違いでしょうか。でもスペインって、20代の若者の失業率はなんと50%を超えてるんですよね。そんな希望のない子たちでも、楽しくてしょうがないんですねえ。でもそんな子たちも礼儀だけはあるみたいで、降機時に立ち止って自分の前の列の女の子を先に出してあげたら、ちゃんと「Thank you」と言って出ていきました。
この飛行機、マドリッドに行く便にもかかわらず、スペイン語のアナウンスは一切ありませんでした。本当に要らないのか、航空会社がそういう投資をあえてしないのか、わかりませんけど、少なくともあの高校生たちは、英語で十分通じるみたいでした。
さて、1便目に乗ってバーリントンを出発したのが午前11時半で、マドリッドにたどり着いたのが翌日の午後8時。5時間の時差を引いても、ここまでで28時間の旅です。さすがにクタクタ。アイルランドはシェンゲン協定外なので、ダブリンからマドリッドに到着したら、また入国審査があります。思わず足早になり、はやる心を抑えながらパスポートチェックを受け、荷物を受け取り、税関を通って、ドキドキしながら到着ロビーに出て行きました。子供たちを迎えに出る親でしょうか、出迎えの人でごった返していて、またクラクラ…。その人ごみを通り抜けてキョロキョロしていると、あっ、いました!ぜんぜん変わってない…。13年前にシドニーで出会ったあの人、人ごみに交じって立っていて、こちらに気づいた様子でにこやかに手を振っていました。
フライトログ
搭乗の詳細データです。
- 座席番号
- 8C
- 搭乗クラス
- エコノミー
- 区間マイル
- 901
- 出発予定時刻
- 16:10
- 到着予定時刻
- 19:50
- 予定飛行時間
- 2:40
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