航空会社 アエロフロート(ロシア航空)
- 国
- ロシア
- IATA | ICAO
- SU | AFL
- メンバー評価
- 搭乗レビュー 3.66 [112件]
搭乗レビュー
SUのYP初体験
- 航空会社
- アエロフロート・ロシア航空
- 便名
-
SU262
プレミアムエコノミー
- 搭乗日
- 2019/08
- 路線
- シェレメーチエヴォ(モスクワ) → 成田(東京)
- 機体記号
- VQ-BQG
- 機材
- Boeing 777-3M0/ER
- 口コミ投稿者
- ilyushinさん
搭乗写真
総評
元々のフライトはムルマンスク-モスクワ-成田でしたが、寒すぎて少し南の方へ行きたくなり、カザン発にルートを変更しました。カザン-モスクワのレビューはこちら。
成田便が出発するシェレメチェヴォ空港ターミナルDは2009年にオープンし、ターミナルF(かつてのシェレメチェヴォ2)に隣接しています。発着便の多くがアエロフロートやその関連会社、アエロフロートの加盟するスカイチーム各社のフライトとなっています。19時の出発でしたが、至近にはソウル、北京、ハノイ、ホーチミン市、香港など、極東へ向かう便が多くありました。
今回搭乗したSU262便はロンドン発モスクワ経由成田行き。ロンドンからモスクワまではA320、モスクワから成田はB777-300による運航です。成田線は以前はA330-300による運航でしたが、2019年の夏スケジュールよりB777-300ERに変更され、プレミアムエコノミークラスの「コンフォートクラス」が導入されました(それ以前にも機材変更や期間限定での運航はあったようです)。今回はアエロフロートのHPから予約し、エコノミークラスよりも安価だったため、「コンフォートクラス」を選びました。日本語版HPには未だに「日本路線には導入されていません」と記載がありますが、予約画面では問題なく出てきます。
カザンからの国内線でシェレメチェヴォターミナルBに到着後、おもちゃみたいなターミナル間移動用地下鉄でターミナルDへ移動します。荷物が多い人がいる事を想定していなかったのか、車両が小ぶりでびっくりしました。
ロシアの空港で共通して感じた事は、出発ロビーでのベンチの少なさです。ここシェレメチェヴォでも状況は同じで、壁際の床に座っている人がたくさんいます。公共施設の屋内が禁煙なのは法律で仕方ありませんが、保安検査場を通ってしまうとタバコが吸える場所がないので、結構ギリギリまでチェックインロビーにいる身としても、もう少し考えてほしい所です。
乗り継ぎ時間が3時間50分あったので、ターミナルDを散策。出発ロビーは3Fに、お手洗いは2Fにあるのですが、3Fから2Fへ行くエスカレーターが少なすぎてエレベーターを待たなければならないのがマイナス点です。
保安検査場ではほぼ3週間ぶりに日本語を聞き、ほっとしました。制限エリア内はハイシーズンという事もあって、かなり混み合っていました。免税店や喫茶店などがかなりのスペースを占有し、乗客向けのスペースが窮屈な印象です。ゲート付近も、ワイドボディ機が出発するにしては空間にゆとりがなく、設計時の見通しの甘さを感じます。
ゲートには西日が差していたため写真にはきれいに映りませんでしたが、搭乗口の案内には東京の夜景が映し出されていました。機内はビジネスクラスは9割くらい、コンフォートクラスは満席でした。後方のキャビンへ入ってませんが、エコノミークラスの航空券の方が高かったので満席に近かったと思われます。PTV付きの座席にはアメニティーも置かれていました。リクライニングしても背もたれが後ろの座席に倒れないような仕組みになっているので、気を遣う必要がありません。リクライニングは手動です。フットレストもありましたが、位置がしっかり固定できないので、足を置くというよりは引っ掛ける感じです。シートピッチは十分だと思うのですが、レッグレストがあるので、出入りの際は通路側の人が立たないと出入りしにくいです。なお、アエロフロートのコンフォートクラスでは、優先チェックインやラウンジへのアクセス、優先搭乗はありません。
離陸後暫くしてメニューの配布と、ナッツとドリンクのサービスがありました。ドリンクに「ロシアのベリージュース」と紹介されていモルスをお願いしました。機内食のメインは3種類から選べるはずでしたが、残念ながら魚(ニシアンコウ)しか残っていませんでした。アンコウ(ロシア語で海の悪魔[Морской черт]といいます)は鍋や唐揚げしか食べた事がないので新鮮味がありましたが、いかにも冷凍という感じがしてイマイチでした。メインの食事はビジネスクラスと共通だという事ですが、これがビジネスクラスでも提供されていたかと思うとちょっと残念です。
途中気流の乱れる所が何か所かあり、録音された音声がロシア語・英語・日本語で流れました。一部日本語のアナウンスもあり、一生懸命読んでる感が伝わってくるかわいいアナウンスでした。
朝食は2種類から選択でき、ロシアのクレープ、ブリヌィ(Брины)を選びました。中に入っている七面鳥の燻製は小さかったですが、味は良かったです。ヨーグルトや小瓶に入ったジャムもついてきました。また、到着間際には小さな箱に入ったお菓子が配られました。中身はリンゴでできたのし梅のようなお菓子でした。
成田には定刻に到着しました。入国審査を通り抜け、バゲージクレームへ行くとスーツケースに名前のリストが貼られています。よく見ると自分の名前があり、ロストしていることを知りました。係員に声をかけるとカウンターへ案内され、荷物がモスクワで積み残されている、と。当初は翌日のフライトで荷物が届くのでそこから宅配で翌々日着との話でしたが、不覚にも家の鍵を入れていたので、翌日の夕方に配達してもらう事になりました。最後の最後に落とし穴がありました。
航空運賃[コンフォートクラシック運賃片道/KZN-SVO-NRT] 68700円、燃油17210円、諸税3640円、変更手数料10550円 (航空会社HPでカード決済)
【機内食・ドリンク】
夕食、朝食。
【座席(シート)】
2-4-2。
【機内スタッフ】
可もなく不可もなく。
【エンターティメント】
IFEあり。
【トイレ・洗面台】
ビジネスクラス前方のトイレを使うよう言われたので、清潔に保たれていました。
【機材コンディション】
新しめ。機齢5.3年。
【総合評価】
食事は時期によって当たり外れがあると思いますが、この値段なら問題ないレベルです。10時間程のフライトなので、通常のエコノミーより大分寛げました。
成田便が出発するシェレメチェヴォ空港ターミナルDは2009年にオープンし、ターミナルF(かつてのシェレメチェヴォ2)に隣接しています。発着便の多くがアエロフロートやその関連会社、アエロフロートの加盟するスカイチーム各社のフライトとなっています。19時の出発でしたが、至近にはソウル、北京、ハノイ、ホーチミン市、香港など、極東へ向かう便が多くありました。
今回搭乗したSU262便はロンドン発モスクワ経由成田行き。ロンドンからモスクワまではA320、モスクワから成田はB777-300による運航です。成田線は以前はA330-300による運航でしたが、2019年の夏スケジュールよりB777-300ERに変更され、プレミアムエコノミークラスの「コンフォートクラス」が導入されました(それ以前にも機材変更や期間限定での運航はあったようです)。今回はアエロフロートのHPから予約し、エコノミークラスよりも安価だったため、「コンフォートクラス」を選びました。日本語版HPには未だに「日本路線には導入されていません」と記載がありますが、予約画面では問題なく出てきます。
カザンからの国内線でシェレメチェヴォターミナルBに到着後、おもちゃみたいなターミナル間移動用地下鉄でターミナルDへ移動します。荷物が多い人がいる事を想定していなかったのか、車両が小ぶりでびっくりしました。
ロシアの空港で共通して感じた事は、出発ロビーでのベンチの少なさです。ここシェレメチェヴォでも状況は同じで、壁際の床に座っている人がたくさんいます。公共施設の屋内が禁煙なのは法律で仕方ありませんが、保安検査場を通ってしまうとタバコが吸える場所がないので、結構ギリギリまでチェックインロビーにいる身としても、もう少し考えてほしい所です。
乗り継ぎ時間が3時間50分あったので、ターミナルDを散策。出発ロビーは3Fに、お手洗いは2Fにあるのですが、3Fから2Fへ行くエスカレーターが少なすぎてエレベーターを待たなければならないのがマイナス点です。
保安検査場ではほぼ3週間ぶりに日本語を聞き、ほっとしました。制限エリア内はハイシーズンという事もあって、かなり混み合っていました。免税店や喫茶店などがかなりのスペースを占有し、乗客向けのスペースが窮屈な印象です。ゲート付近も、ワイドボディ機が出発するにしては空間にゆとりがなく、設計時の見通しの甘さを感じます。
ゲートには西日が差していたため写真にはきれいに映りませんでしたが、搭乗口の案内には東京の夜景が映し出されていました。機内はビジネスクラスは9割くらい、コンフォートクラスは満席でした。後方のキャビンへ入ってませんが、エコノミークラスの航空券の方が高かったので満席に近かったと思われます。PTV付きの座席にはアメニティーも置かれていました。リクライニングしても背もたれが後ろの座席に倒れないような仕組みになっているので、気を遣う必要がありません。リクライニングは手動です。フットレストもありましたが、位置がしっかり固定できないので、足を置くというよりは引っ掛ける感じです。シートピッチは十分だと思うのですが、レッグレストがあるので、出入りの際は通路側の人が立たないと出入りしにくいです。なお、アエロフロートのコンフォートクラスでは、優先チェックインやラウンジへのアクセス、優先搭乗はありません。
離陸後暫くしてメニューの配布と、ナッツとドリンクのサービスがありました。ドリンクに「ロシアのベリージュース」と紹介されていモルスをお願いしました。機内食のメインは3種類から選べるはずでしたが、残念ながら魚(ニシアンコウ)しか残っていませんでした。アンコウ(ロシア語で海の悪魔[Морской черт]といいます)は鍋や唐揚げしか食べた事がないので新鮮味がありましたが、いかにも冷凍という感じがしてイマイチでした。メインの食事はビジネスクラスと共通だという事ですが、これがビジネスクラスでも提供されていたかと思うとちょっと残念です。
途中気流の乱れる所が何か所かあり、録音された音声がロシア語・英語・日本語で流れました。一部日本語のアナウンスもあり、一生懸命読んでる感が伝わってくるかわいいアナウンスでした。
朝食は2種類から選択でき、ロシアのクレープ、ブリヌィ(Брины)を選びました。中に入っている七面鳥の燻製は小さかったですが、味は良かったです。ヨーグルトや小瓶に入ったジャムもついてきました。また、到着間際には小さな箱に入ったお菓子が配られました。中身はリンゴでできたのし梅のようなお菓子でした。
成田には定刻に到着しました。入国審査を通り抜け、バゲージクレームへ行くとスーツケースに名前のリストが貼られています。よく見ると自分の名前があり、ロストしていることを知りました。係員に声をかけるとカウンターへ案内され、荷物がモスクワで積み残されている、と。当初は翌日のフライトで荷物が届くのでそこから宅配で翌々日着との話でしたが、不覚にも家の鍵を入れていたので、翌日の夕方に配達してもらう事になりました。最後の最後に落とし穴がありました。
航空運賃[コンフォートクラシック運賃片道/KZN-SVO-NRT] 68700円、燃油17210円、諸税3640円、変更手数料10550円 (航空会社HPでカード決済)
【機内食・ドリンク】
夕食、朝食。
【座席(シート)】
2-4-2。
【機内スタッフ】
可もなく不可もなく。
【エンターティメント】
IFEあり。
【トイレ・洗面台】
ビジネスクラス前方のトイレを使うよう言われたので、清潔に保たれていました。
【機材コンディション】
新しめ。機齢5.3年。
【総合評価】
食事は時期によって当たり外れがあると思いますが、この値段なら問題ないレベルです。10時間程のフライトなので、通常のエコノミーより大分寛げました。
フライトログ
搭乗の詳細データです。
- 座席番号
- 15A
- 搭乗クラス
- プレミアムエコノミー
- 出発予定時刻
- 19:00
- 到着予定時刻
- 10:30+1
- 出発ゲート・スポット
- D22
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